研究室中間報告会開催

12/24,研究室の中間報告会を開催しました.関連の企業からも参加いただき,少し緊張感のあるなかで,4年生の卒業研究内容を発表して質疑応答を行いました.本番は2021年1月28日ですが,1か月前に梗概とPPT練習を終えて,年始からは卒論本体をまとめていただきます.4年生9名の研究テーマは以下のとおりです.

卒業論文研究テーマ

1.プレキャスト床版を有する弾性合成桁のずれ止め性能に関する基礎実験研究(沢田賢大)

2.経年劣化した実橋RC床版に関する高強度緻密モルタルによる補修効果確認実験(今村優一)

3.鋼桁腐食劣化のレーザー3次元計測と残存耐荷力に関する解析的研究(山田藍果)

4.鋼床版橋下面からの軽量樹脂モルタルによる補強に関する実験的研究(渡邊健也)

5.鋼床版橋下面からのCFRP成形材による補強に関する実験的研究(Rojan Suwal)

6.トラス橋斜材等のCFRPシートによる耐震補強に関する実験的研究(平柳翔)

7.非弾性域で繰り返し曲げを受ける鋼変断面はりのCFRP補強に関する実験的研究(大島佳月)

8.GFRP材の継手構造の最適化に関する実験的研究(松本翔太)

9.高強度緻密モルタルとCFRPによるRC床版の補強に関する実験的研究(星名誉紀)

 

中間報告会終了後,広い実験室でBBQを開催しました.コロナウイルス対策で飲酒抜きとしました.炭に火をつけるのにガスを使い,火気使用許可証で扇いでいます.

NEXCO東日本 施設見学会

12/24,岩槻にあるNEXCO東日本総合技術センターおよび関東支社管制センターを見学しました.

総合技術センターは,「技術者育成」「エキスパート支援」「研究・技術開発」「安全教育・啓発」を目的に2020年4月にオープンした施設です.実物の構造物や舗装などが展示されており,勉強になりました.

高速道路の紹介プレゼンルーム
のり面安定用PC構造
複合サイクル試験機
舗装の損傷
擁壁構造

管制センターは関東+長野地区の道路管制をモニタリングして集中管理する施設です.2016年に耐震・免震設計されたビルに移転して,最新機器で各種運用を高度化しています.

管制センターのモニター
マナーティとの記念撮影

土木学会から優秀講演者賞受賞

研究室の大学院修士2年生の下前照君が,11/13に土木学会第8回FRP複合構造・橋梁に関するシンポジウムにおいて,遠隔LIVEの発表を行い,優秀講演者賞を頂きました.落ち着いて発表して,質問にもそれらしく答えていたのでよかったと思います.論文「鋼構造板厚変化部の CFRP 補強に関する基礎的実験と解析」もすべて本人が書き上げています.修士論文も追い込みに入っています.弾塑性有限変位解析を頑張って頂きたいと思います.

下前 照 君

FRP複合構造・橋梁シンポジウムで発表

11月13日に開催されました,土木学会第8回FRP複合構造・橋梁シンポジウムにおいて,研究室から5件の関連投稿を行いました.これらは,本学のストラクチャー実験室で実施した実験的な研究です.

以下の5件のうち最初の2件は大学院2年の下前照君と,4年生の星名誉紀君が遠隔LIVE発表を行いました.

1)鋼構造板厚変化部の CFRP 補強に関する基礎的実験と解析

2)上面増厚および下面 CFRP 接着により補強した RC 床版の曲げ強度に関する実験研究

3)GFRP 成形材を接着した BOX 桁橋の曲げおよびせん断耐荷力に関する実験研究

4)炭素繊維シート接着により補強された鋼製柱の局部座屈強度に関する基礎研究

5)種々の応力を受ける鋼材と CFRP 接着部の強度評価

 

以下は論文の概要です.

1)鋼構造板厚変化部の CFRP 補強に関する基礎的実験と解析

2)上面増厚および下面 CFRP 接着により補強した RC 床版の曲げ強度に関する実験研究

3)GFRP 成形材を接着した BOX 桁橋の曲げおよびせん断耐荷力に関する実験研究

 

4)炭素繊維シート接着により補強された鋼製柱の局部座屈強度に関する基礎研究

 

5)種々の応力を受ける鋼材と CFRP 接着部の強度評価

鉄骨,橋梁製作工場見学

就職活動を控えた研究室3年生を対象に,鉄骨,橋梁製作工場の見学をさせていただきました.実際の構造物を製作している状況を見てもらって,将来の進路などを考えてもらう機会に繋がればよいと思います.また,ものつくりの勉強にもなりますので,このような活動を継続したいと考えています.

事務所のエントランスにて
溶接の不具合説明
多層FP溶接施工試験
工場を見学
橋梁部材製作