研究室に3年生が配属されました!

研究室に3年生12名が配属され,総勢24名になりました.実験室は試験体や授業の実習用型枠などで一杯です.本日,作業着も配布しました.高速リニューアルに関する実験研究が最盛期を迎え,学生の皆さんには種々の経験をしていただく機会が沢山あります.前向きに取り組んだ人は社会人に向けて成長すると思います.

ストラクチャー実験室に全員集合

また,共同研究者の企業の方から,CFRPシートの貼り付け作業他の安全講習会を行っていただきました.た.

安全講習会

構造物の形状を計測する試験を行いました

建設学科・橋梁・構造研究室では,前橋工科大学と共同で3D スキャナを活用した腐食鋼構造物の形状測定を行いました.本研究活動は,鋼橋技術研究会,鋼橋の劣化機構検討部会の特別研究として行われています.各種の3Dスキャナによる計測試験を行っています.

前橋工科大の学生が3D スキャナで鋼桁の形状計測を行っています.
ものつくり大の学生が3D スキャナで複雑な形状の鋼板の計測を行っています.
みんなで鋼桁に測定用ターゲットを取り付けています.
測定では,鋼橋技術研究会・部会メンバーの立会も行われました.

高校生建設設計競技

高校生建設設計競技,今年は橋を題材にしています.「ものづくりを考えた未来の新しい橋梁形式」をテーマにしました.

新型コロナウイルスの影響もあり,応募期間を2箇年として,同じテーマで取り組んでいただくこととなりました.興味のある高校生は,ぜひ応募してみてください.

CFRPによる鋼部材の耐震補強実験

研究室では発足以来約5年間,鋼部材にCFRPシートを貼付けて補修補強する研究を行っています.そのメインはNEXCO総合技術研究所殿や日鉄ケミカル&マテリアル殿との共同研究です.

以下の写真は板厚変化部を有する鋼部材に正負の曲げ載荷を行い,耐震性向上のためのCFRP補強ができるかを確認するために実施した自主実験ですが,春先に装置を考えて設計し,実験がうまくいきました.

今後も,これらの技術が世の中に活用されるように,学生の皆さんや共同研究先の方々と共に努力を続け,安全安心な社会の構築を目指します.

負曲げ載荷
正曲げ載荷終局段階(横座屈)

新たな教員を研究室で迎えました!

本年4月より,ベトナムのダナン工科大学講師(長岡技術科学大学で学位取得)のファム・ゴック・ヴィン(Pham Ngoc Vinh)先生を特任講師としてメンバーに加え,橋梁・構造研究室が新たなスタートを切りました.

同先生は長岡技術科学大学の博士課程やポスドク時代は,宮下剛准教授の下で,CFRPシートによる鋼構造物の補修・補強に関する解析的な研究を本学と共同で実施してきており,引続き類似の高速リニューアルに向けた研究に取り組んでいただく予定です.

研究や学生指導に大きな成果が得られるために,皆様からのアドバイスがいただければ幸いです.

入学式もなくなり,広報担当学長補佐として種々仕掛けを検討いただいていましたが,新学期開始が延期になり,寂しい限りです.新型コロナウイルスの早期収束を祈るばかりです.

今は我慢する時です.こんな時には普段できていない勉強や研究,または論文作成などの時間に充てたいと思います.

ファム・ゴック・ヴィン(Pham Ngoc Vinh)先生
新しいユニフォーム着用
新入生を迎える準備をしていましたが,,,
教職員からのコメント
桜もきれいに咲いていました.