弾性合成桁の載荷実験が完了!

今年度の実験が終盤を迎えました.昨年度に引き続き今年度もNEXCO総合技術研究所,関西大学,大阪工業大学および本学との共同研究を行っています.本研究の目的はコンクリート床版と鋼桁の接合部において,頭付きスタッドというずれ止めが少なくなった場合の合成挙動を確認することが目的です.

8月からコンクリート床版を製作するなど様々な準備を行い,11/19に最後の実験が完了しました.とてもよい実験データが得られたと思います.鋼桁を提供していただきました研究協力者の高田機工様など各種ご協力いただきました皆様のお陰です.また,実験計画,図面作成,工程計画に始まり,型枠,鉄筋組立,打設,試験体設置,ひずみや変位の計測準備などの作業を100%研究室の学生さんが行っております.このような機会を通じて学生の皆さんが成長することがよくわかり,とても嬉しく思います.

プレキャスト床版を用いた弾性合成桁の載荷実験

   

実験に立ち会っていただきました共同研究メンバー

2024年度インターンシップ成果発表会

11/21,本学2年生のインターンシップ成果発表会がありました.発表に先立ち,インターンシップを受け入れていただいている企業様のうち,10年以上の実績のある企業様へ感謝状をお贈りさせていただきました.

成果発表会においても,学生さんの成長が確認できました.生活習慣も早寝早起きに変わったことなど,とてもよいと思います.授業の一環として実施する40日間のインターンシップなどを通じて,学生さんの成長を今後も支援していきたいと思います.ご協力いただきました企業様に感謝いたします.

 

インターンシップ永年受入受託企業感謝状授与式

   

インターンシップ永年受入受託企業の方々との懇談

   

成果発表会の様子

鋼構造シンポジウムで優秀講演者賞を受賞

11/15に鋼構造シンポジウムが開催され,ものつくり大学大学院1年の小林駿さんが優秀講演者に選ばれました.このシンポジウムは日本鋼構造協会が主催しており,少し厳しいアブストラクト査読付き投稿論文を発表するもので,建築と土木の鋼構造研究者が集まります.発表論文タイトルは,「プレキャスト床版を有する弾性合成桁の中間支点部挙動に関する実験研究」であり,NEXCO総研,関西大学,大阪工業大学との共同研究になります.前日のゼミで発表練習した時は不十分な点が多々ありましたが,当日は格段に上手でした.おめでとうございます.指導者として成長する姿を見るのがとても嬉しいです.重要な実験が集中している時期を乗り越えての受賞であり,普段から努力している成果が現れたのだと思います.
 

座長から表彰状を授与

 

真剣にプレゼンしている様子

 

以前より髪型がよくなっています

鋼構造物応用および実習

2年生3Qの標記実習を行いました.倉庫や工場建屋の施工実績が最も多い横河システム建築から講師の方々に来ていただき,直接指導して頂きました.一昨年度の研究室の卒業生である杉山一輝さんが,社会人TAとして今年も指導に来てくれました.就職して立派な社会人になった卒業後の様子を見れて,ホッとするとともに嬉しさがあります.一流の技術者として活躍されることを祈念いたします.

 

完成後の記念撮影1

 

完成後の記念撮影2

 

土木学会 第47回鋼構造基礎講座を開催

鋼構造委員会・鋼構造継続教育推進小委員会では,土木学会継続教育(CPD)の一環として,鋼構造の技術者を主な対象とした基礎講座を例年開催しています.今回は11/11に第47回鋼構造基礎講座「失敗から学ぶ~落橋・損傷事例から知る留意点~」を行いました.

海外では大規模橋梁の落橋事故も発生していることから,定期的な維持管理と合わせて,既設橋梁の耐荷性能の評価が課題となっています.国内外の既設橋梁の落橋事例や損傷事例の紹介に加え,維持管理における留意点についても紹介しています.ものつくり大学の大垣からは,「世界の落橋からわかる留意点」と題して講義させていただきました.

開会のあいさつの内容を以下に紹介します.

 

関連WEB

https://committees.jsce.or.jp/steel/node/187