第24回碧蓮祭開催

ものつくり大学の橋梁・構造研究室を卒業/修了した元学生さんが約20名も来てくれました.

今年度も研究室展示を行いました.木橋の樹脂やFRPによる補修,炭素繊維強化ポリマーやアラミド繊維強化ポリマーによる補強,弾性合成桁の試験供試体,ガラス繊維強化ポリマーによる試験橋梁,鋼床版下面補強試験供試体,腐食した鋼桁や暴露試験による腐食鋼板,システム建築の実習,劣化した鉄筋コンクリート床版,およびブリコンで制作した橋等をストラクチャー実習場で展示して,学生さんが解説しました.

夕方から恒例のBBQを行い,夜遅くまで現役と卒業生との交流を深めました.とても楽しいひと時を過ごすことができました.皆さんの今後の活躍を祈念いたします.

 

碧蓮祭の案内

 

完成した木橋の前で集合写真
2024年 卒業生
2022,2023年 卒業生
2019,2020年 卒業生
2017,2018年 卒業生

2020年,2022年,2024年 卒業生と現役

 

女子会

木橋の樹脂やFRPによる補修

 

炭素繊維強化ポリマーやアラミド繊維強化ポリマーによる補強

 

プレキャスト弾性合成桁試験供試体

 

場所打ち合成桁試験供試体

 

ガラス繊維強化ポリマーによる橋梁

 

鋼床版下面補強試験供試体

 

腐食した鋼桁

 

暴露試験による腐食鋼板

 

システム建築の実習

 

劣化した鉄筋コンクリート床版

 

ブリコンで制作した橋

 

鋼橋技術研究会40周年記念式典での受賞発表

10/22,東京大学において,鋼橋技術研究会40周年記念式典が開催されました.その企画であるブリッジパネルコンテスト,一般の部(絵画部門)において「最優秀賞」を大垣早代子さんが受賞しました.

誠に栄誉なことであります.

 

受賞作品

 

応募者(ものつくり大学 大垣)のコメント文

 

懇親会の様子

 

元川崎重工業の方々と記念撮影

土木学会年次学術講演会において優秀講演者賞を受賞

大垣研究室大学院1年の小林駿さんが,第79回土木学会年次学術講演会(9/5東北大学)において,「床版にひび割れを発生させた弾性合成桁の正曲げ挙動に関する実験研究」と題して論文発表を行いまして,優秀講演者賞に選ばれました.普段の努力がこのような形で評価されてとてもよかったです.

また,ものつくり大学に長期滞在して共同研究を行った内容で,元長岡技術科学大学修士課程修了(現大日本ダイヤコンサルタント)の池田一喜さんが,「CFRP補強した矩形断面鋼製柱の交番載荷試験」と題して論文発表を行いまして,こちらも優秀講演者賞に選ばれました.

両名を含めて共に研究を行った学生さんが,将来ますます活躍されることを祈念いたします.

https://committees.jsce.or.jp/zenkoku/node/371

優秀講演者賞を受賞した大学院1年生の小林駿さん

 

小林駿さんの発表の様子

 

土木学会年次講演会で発表した卒業生の皆さん

鋼道路橋研究委員会60周年記念において特別講演

10/18,北海道土木技術会 鋼道路橋研究委員会 60周年記念式典において,ものつくり大学の大垣から特別記念講演をさせていただきました.講演タイトルは,「世界の橋、日本の橋-建設と事例から学ぶ-」です.これまで,世界各国の橋梁を調査してきました.近年,コロナ禍の中で日本の橋梁も調査しております.それらの内容のうち,ユニークな構造形式について説明しました.また,近年実施している弾性合成桁の実験や炭素繊維強化ポリマーCFRPを用いた鋼部材の補修補強などの説明を行い,まとめとして近年の世界における落橋事例に基づいて,今後念頭に置くべき重要事項を述べました.

学生さん中心にものつくり大学で実施した,最先端の実験や解析研究が世の中に示すことができたのはとてもよかったです.

  

   

頭付きスタッドを用いたずれ止め押抜き試験

ものつくり大学,NEXCO総合技術研究所,関西大学,大阪工業大学の4者で弾性合成桁に関する共同研究を実施中です.ものつくり大学で頭付きスタッドを用いた押抜き試験供試体を製作し,数多くの静的載荷試験を行いました.その試験体の一部を大阪工業大学八幡実験センターに運搬して,頭付きスタッド押し抜き繰り返し載荷実験を行っています.繰り返し載荷回数が増えると頭付きスタッドのずれ定数にどのような変化があるかを調査しています.このような研究を通じて,弾性合成桁設計法を確立するため,設計に用いる頭付きスタッドのバネ定数を設定できるようにする予定です.

注記)頭付きスタッド1本あたりの鋼桁と床版の弾性範囲における相対ずれに関する剛性をずれ定数と呼ぶ.また,設計に用いる鋼桁と床版の1mあたりの相対ずれに関する剛性をバネ定数と呼ぶ.

共同研究グループメンバー

 

プレキャストブロックの型枠,鉄筋組立

 

プレキャストブロックのコンクリート打設

 

鋼部材設置

 

プレキャストコンクリートブロック設置完了

 

版下グラウト充填(プレユーロックス)

 

間詰め収縮補償コンクリート打設(エクスパン)

 

ずれ止め試験供試体の輸送(大阪工業大学へ)

 

ずれ止め試験供試体の設置

 

ずれ止め押抜き試験(ものつくり大学)

 

ずれ止め押抜き繰り返し載荷試験(大阪工業大学)