研究室のゼミ風景

8月上旬までが前半の2Q最終ゼミでした。

戸田研究室2期生となる新3年生も8名配属が決まり,4年生ふくめて合計18名となりました。

3年生は多くの学生と事前面談し,希望者から選抜することになりましたが,

どの研究室に行っても先ずは本人がいかにやる気を出すか,

教員は学生のやる気をいかに引き出すかが大切だと思います。

 

全員が本格的に揃っての活動は9月以降になりますが,

4年生は卒業研究や卒業設計にむけて最低週1回のゼミで全員発表,質疑応答を行い,

状況を共有しています。

発表は言葉だけでなく必ず映像か配布物でも行うことを義務付けて,

プレゼンテーションの重要性を体験してもらっています。

内容によってはこれ以外に個別に研究室で意見交換して対応もします。

 

とにかくお互いが生のコミュニケーションをとることで得られる情報の質がよく,

伝わりやすさや理解の程度もメールなどより圧倒的によい気がします。

毎回,同じメンバーの発表や意見交換を続けることの一方で,

たまに外部から社会人のゲストを呼びます。

先月はスギダラケ倶楽部埼玉支部から二名(建築士とウェブデザイナー)を招き,

埼玉県産材のアピールの仕方について意見交換し,実際にメディアによる広報宣伝として

動画撮影を実験的に行いました。

 

 

最初は恥ずかしがっていた学生も何度か撮影を繰り返すうちに慣れてきて,

楽しくのって撮影を終えました。

(ゼミ生以外の周りの学生はいったい何をしているんだ?という目線でしたが笑)

木の宣伝テーマは「Wood Emotion!」です。

人の嬉しい,楽しいなど主に人のポジティブな感情を通して木の魅力を伝える趣旨です。

音楽を何度も聴きなおす,ライブで自身の体や他者といっしょにのるような感覚で

木という生物や材料を多くの人に伝えていくことになりました。

まだ実験段階ですが,これからの展開が楽しみです。

動画は,スギダラケ倶楽部埼玉支部のサイトをご覧ください。

杉のバードコール スギダラケ倶楽部埼玉支部

梅雨の只中,猛暑の日々が続いています。

当研究室の地域貢献として,スギダラケ倶楽部埼玉支部と協力して,

工務店などが開催する木工教室などのイベントで遊べる「木のバードコール」

のサンプルを制作することになりました。

 

バードコール(Bird Call)とは, 木に挿したボルトなどをまわすと,

小鳥のさえずりのように音のなる小物です。これを「鳴木声」と命名しました。

製造学科の先生と学生にもご協力頂き,杉の表面にはスギダラケ倶楽部埼玉支部の

マークや本学のロゴマークをレーザー刻印しました。

 

 

杉は実習で出た端材をカットして小口にドリルでボルト穴を開けます。

現状はサンプル制作のため,改善案を練り,

今後,本学の公開実習や地域貢献活動に活用する予定です。

ひもを通し,首からぶら下げても良さそうです。

2017, 3年生研究室配属ガイダンス -希望される学生皆さんへ-

本日は3年生を対象にした研究室配属ガイダンスでした。

話を聴いてくれた皆さん,ありがとうございました。

鉄板ネタ?で笑って頂けたようで,大変嬉しかったです。

 

笑いや楽しさが人を前向きに元気にさせる,

そんな当然のような場面やことに着目して,日々,空間や場所を観察し続けることで

その魅力に気づく,あるいはデザインしてつくるヒントやセンスの向上になると思っています。

 

当研究室を希望する学生皆さんはホームページを見て,

詳しくは研究室を訪ねて私や4年生の学生と話をしましょう。

ゼミも公開しているので事前に問い合わせてください。

 

既に数名の学生さんは研究室を訪問してくれていますが,

何度訪れて頂いても構いません。事前にできる限り,連絡を頂けると助かりますが。。

卒業や将来に向けて,なぜ研究や設計をするか?それぞれ一緒に考えながら進んでいきましょう。

建築家:隈 研吾 氏の記事を執筆しました。

今年の2月にパレスホテル大宮で行われた,本学の特別公開講座で建築家・東京大学教授の隈研吾氏の「デジタル・ファブリケーション-新国立競技場から未来のものづくりに向けて-」と題した講演について,私がものつくり大学通信に執筆した記事が公開されたので,以下にリンクとともに転載します。

主に,デジタル技術を駆使した新国立競技場に対して,隈氏が著作「小さな建築」でも述べられているように人間的なスケールのモノの仕組みを積み上げることで,建築を使う様々な人と空間が見事につながっていることを論じました。

ものつくり大学通信第17号,p.16 (PDFデータ9P)

隈氏は2020年東京オリンピックの新国立競技場の設計者で、小学生の時に1964年東京オリンピックで代々木体育館の吊り構造の美しさに魅せられ建築を志されました。新国立競技場は一見、デジタル技術を駆使した大きな建築ですが、隈氏は主に人間や自然環境の観点で語られました。法隆寺五重塔や明治神宮の軒は日射や雨を凌ぐだけでなく、日本の伝統的な木造技術の美しさがあり新国立競技場でも軒裏等に国産のヒノキやカラマツ等の木を用いて、「人」が見上げた時にデザインの見せ場があることを主張されました。木を多く使う理由として、幼い頃に木造の家で育ち自ら建築に手を加えて修理することができる楽しさを知ったことや、これからの時代は自然素材として木が相応しいことを挙げられました。
他にも小さな店舗から大きな公共建築まで多くの国内外の事例を紹介し「建築の幅が広がった」と結論づけられました。それらの共通点として建築が「人」に相応しい大きさとなる工夫がみられました。つまり、建築設計のアイデアの源は木の玩具や建具、家具等の「小さなものの仕組み」だったのです。
最後に「多様で新しい社会が来た、ものつくり大学はそれに相応しい」と総括されました。まさに本学が進む未来の方向性を示唆されたのです。
建設学科准教授 戸田都生男(とだ・つきお)

研究室の柱とパーテーション

研究室の学生の場を自分たちでつくっていくことが,昨年8月の学生配属以降の一つの課題でした。

先日のオープンキャンパス前にようやくカタチになりました。

 

 

早速,研究室の4年生とオープンキャンパスに来た高校生がこの場で話をして和んでいました。

教員が着任した2016年4月の時点では,学生の場は既成品の机と椅子などがあった程度でしたので,

この春休みには棚を制作し,今回はオープンキャンパスで高校生も研究室の見学に来ることや,

4年生もいよいよ卒業研究が本格化するため,自らの居場所を整備しようと動き出したのです。

 

木材は棚と同様に活動をともにしているスギララケ倶楽部埼玉支部の関係者の方から譲って頂きました。

主にスギの柱材,鴨居材,胴縁材です。

加工場では柱間に入れる胴縁という壁の下地材を削ったり,鴨居や敷居の材料をカットしました。

 

柱の上部と下部にはアジャスターボルトという金具を利用し,

天井と床をボルトを締めて突っ張ることで柱を固定しました。

 

ボルトは柱の中まである程度,貫通しているので自立固定もしますが,鴨居と敷居で柱の上部と下部をつなぎ,

柱を平面上でL字型に配置することで,ボルトの突っ張り(引っ張り)の力に頼るだけでなく,安定するように考慮しました。

柱間には本来,下地材になる胴縁を磨いて,曲線を描くように互い違いに柱間に刻んだ溝に落とし込みました。

ウェーブを描くルーバーのようなパーテーションで,目線は隙間をやや大きく空けて完全に仕切らず見通せる工夫をしました。

作業しながら現場で学生らが意見交換して決断するなど,実際のものづくりを通じて自分たちの居場所ができていく。素晴らしいと思います。

畑その後,野菜成長。

4月の開墾以後,研究室の学生らが畑ユニットとして木のパレットを活用して,

野菜畑を増設しました。

 

5月は暑い日々が多かったので,水を多めにあげました。

 

たまに学生たちが畑を囲むように談笑している風景もみられます。

 

キュウリやトマト,バジル,トウモロコシ,

ネギなどの野菜や実習で制作した木のプランターに朝顔を植えました。

日差しを受けてみるみるうちに成長しており,これからも楽しみです。

 

新年度開始,畑をつくる。

年度末から様々な報告や書類作成,出張,新年度の準備などほとんど休みなく4月を迎えてもう下旬です。

研究室のメンバー10名も4年生になり,いよいよ就職活動や卒業研究なども本格的に動く時期になります。

  

最初の研究室ゼミでは,上半期と卒業研究のスケジュールの確認,今後予定されるプロジェクトなどを把握しました。

早速,学生数名が研究室前の雑草が茂ったテラスを整備して,小さな畑をつくりましょうと行動に移しました。

急な学生の行動でしたが,いつも窓から見える無残な風景で気になっていた所で,

自主的に綺麗にすることは良いことでしょうし,学科事務に許可を得て実行となりました。

  

  

既存の雑草下にはコンクリートブロックが敷いてあり,それらを再利用して底と側面を囲い,

花壇のように構成しました。もちろん土も再利用して耕し,畝(うね:土を盛り上げること)をつくり,

植えつけやすく設えました。

  

  

花壇のような畑にはトマト,キュウリ,ピーマン,バジル,ネギ,モルタルの鉢にはゴーヤを植え,

木のプランターには朝顔の種を蒔き,小さな面積に少し欲張りすぎたかもしれませんが,

日々,水やりをして生長を見守り続けたいと思います。

最近,この小さな畑のあるベンチに学生が座り,くつろいでいる様子が見られるので,

少なからず人を留まらせる魅力があるのかなと思っています。

研究室の学生の棚

春休み中の2月半ばに当研究室3年生(新4年生)の数名で,木製棚を制作しました。

これまでのゼミで複数回,設計案を練り,ようやく形になりました。

木材はカラマツ集成材で,スギダラケ倶楽部埼玉支部のメンバーである,

建材会社(株)桝徳様からご提供頂き感謝です。

棚板で箱型を造り,ビス(ネジ)で接合してダボ(小さな木の筒)でビスの頭を隠しました。

 

仕上げはクルミを磨り潰して塗り込み,心地よいツヤが出ました。

その後,同じ棚2台を家具研究室の先生にお借りした金具で緊結しました。

 

 

 

 

 

 

 

基本的には新4年生のメンバー10名が自分たちで使用する場所ですから,

自らもっと造り上げてほしいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

研究室でこれから卒業研究などのに励む日々がやってきます。

2年生 木造応用実習 木造小屋の構造,完成!!

棟木(むなぎ)という一番高いところにある梁(横架材)を取り付けることを上棟(じょうとう)といいます。

木造住宅の建設では,今も実施している地域もあるかと思いますが,

上棟式といって上から大工さんが御餅などをまいてお祝いをするのです。

 

 

 

 

 

 

 

棟木を設置したら垂木という屋根をかけるための材を取り付けます。

 

 

 

 

 

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1年生 木造基礎実習Ⅳ 木製ベンチの完成!!

最終の仕上げは塗装です。

塗る前に木の表面をしっかり,サンドペーパーで磨いてツルツルにします。

今回も塗装の専門の先生を招いて事前に説明を受けます。

缶に入った塗料を木の棒で奥までしっかり練り混ぜます。

 

 

 

 

 

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