戸田市空き家実測調査

6月5日,27日に兼ねてから進めている【戸田市空き家改修プロジェクト】の実測調査を

埼玉県建築士会メンバーと研究室の学生らで行いました。

5日は炎天下,外部からの実測と内部の既存柱位置の把握などの調査をしました。

レベルやスタッフ(箱尺)を用いて計測する人,記録する人などプロの建築士の指導のもと学生らも役割分担して作業を進めました。敷地内には蔵があり立派な梁があることを確認できました。

図面作成のため,蔵の軒の出など外部から大まかに計測しているところです。

27日は前回,確認できなかった柱の位置や寸法を施主の許可を得て,一部解体したうえで,目視確認しました。

現場はもちろん電気は通っておらず学生たちの学内実習のとおり手道具で作業を進めました。手引きノコギリで床材をカットして基礎や土台の形状が確認できました。

壁も同様にカッターなどで切れ目を入れてノコギリも併用して仕上げを剥がすと,なんと土壁が

表れました。当時の改修や増築の歴史も感じることができます。

2階の床と1階の天井がつながり一部の構法などが確認でき,今後の実施改修計画に向けて地道な

作業が進みます。

林業体験@自由の森学園高校

研究室の院生が飯能市にある自由の森学園高校出身でというご縁で,

自由の森学園へ木質化改修された教室の見学と林業体験(林業講座)をしに,

研究室の学生と訪問しました。

地元の西川材(スギ)などを天井や壁などに多用しており,心地よい教室の雰囲気でした。

理事長先生のご案内と説明を聞いて,さらにご本人の担当授業である「林業講座」へ。

敷地に隣接する林を借りて山の手入れを授業を兼ねて行っているそうです。

見事なヒノキ林が拡がります。

先ずはヨキで倒す方向に「受け口」を刻み,その反対側からノコギリで「追い口」を刻みます。

そしてロープをかけて徐々に引っ張て行きます。

このロープを樹の上部へ上げるにはかなりの技を要しました。

ドスンという音が林に響き渡り,瑞々しいヒノキを間伐させて頂きました。

間伐することで森林資源の循環に貢献し,木造建築の材料の背景を体験する貴重な機会を頂き感謝です。

戸田研究室希望の3年生の皆さんへ

6月になりました。今月は研究室配属ガイダンスがあります。

既に当研究室を希望する学生は,研究室を訪ねてくれたり,ゼミを見学したり積極的にありがとうございます!

教員は着任3年目でまだ比較的,新しい研究室ですが,一期生10名は今春全員卒業,就職・進学しました。

現在,二期生8名の4年生と大学院生1名の計9名の学生院生と教員で活動しています。

例年,希望者がまあまあ多いため,選抜を行っています。

希望する学生は事前面談をして(といっても堅苦しいものでなく),リラックスしながら会話して,学生のことを少しでも知り,こちらのことも知ってもらう機会を設けていますので,希望者はできる限り早めに教員・研究室を訪ねて来てください。

事前にメール等で連絡をしてくれた方が確実に時間は取りやすいです。皆さんに会えること楽しみにしています!