卒業研究2018

卒業研究もいよいよ追い込みの時期です。

論文・制作・設計の3種類から選択しますが,今年度の当研究室はそれぞれ2名・2名・4名と設計が特に多いです。制作では実物をつくるためモックアップ(実寸大模型)で検討して実物を仕上げます。連子のパーテーションを検討中の学生作品が映えてきました。

とある設計の敷地の等高線をスチレンボードでコンタという地形の模型に建築の配置を検討中。疲れもあるようですが楽しそうですね。

こちらはある古民家に設置する実習の余材を活用した濡れ縁です。卒業制作の学生模型で検討して原寸大のものをつくります。

戸田市あいパル「Todaママフェスタ2018」参加

またまた,戸田市のあいパルにて学生と埼玉建築士会の皆さんでワークショップを開催しました。

戸田市内にある空き家の改修を行っているメンバーで市内での活動の一環として貢献させて頂いていますが,

メンバーで計画した空き家バンクだけでない戸田バンクとして多様なまちの問題を解決する拠点づくりが背景

にあります。このような催しで市内や市外の多くの方々と出会えることも醍醐味です。

今回は主に以下の内容を実施しました。

・当研究室はピンボード(木材に釘を打ち,色輪ゴムでカタチをつくる)

・建築士会はストローハウス(色付きストローとゼムクリップで立体をつくる)と設計作品パネル展示

学生も建築士の方々も訪れた子どもたちや保護者の方々ともども楽しい催しとなりました。

ストローハウスもピンボード(くぎわごむボード)も様々な色が映えて子どもたちが喜んで作品を持ち帰る

笑顔が印象的でした。

子どもの発想力は無限で,大人が驚くばかりです。ものづくりの力は計り知れないですね。

大学では身近な木材や道具,工具も,一般的には新鮮に見えるものであり,

そういうことが,単にものをつくるだけでなく人や地域をつくる,つなぐことにつながるのだ

とあらためて思わされました。

戸田市は埼玉でも若い世帯が多く,まだ先に思える空き家対策の取組みですが,戸田市という

地域がもっとPRされるように,今回のような取組みも含めて,当研究室でも動を継続していきます。

市長や多くの議員さん,地元や市外の方々に来て頂き感謝します。

戸田市の水ペットボトル「戸田の水来(みらい)」や日本酒「埼玉戸田かけはし」があることも

初めて知ったばかりですが,分野は違えど私たちの取組みと趣旨は同じだと思うのです。