木造軸組みの減築 移設と改築へ 現地編1

7月の基礎打設後,8月,離れ家はいよいよ土台敷き,建て方です。

外部通路の柱の足もと(柱脚)は学生がデザインして特注の金物をお願いしました。

夏の暑い時期ですが屋根工事です。

外壁下地も納まり,外壁仕上げの下見板張りや採光のポリカーボネート波板仕上げにもかかりました。

ここまで研究室の4年生と8月以降は3年生も加わり,暑い中,本当によく励みました。

いよいよ完成が見えてきました!

長野木造山荘の増改築設計・施工3「完成」

長野山荘増改築現場も大詰めで排水設備関係の最終段階。

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内部:増築部を既存部から望む
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内部:シャワーユニットと天井の取り合い

水廻り設備はインターネットでデジタルネイティブ世代の学生が施主を支援して支給しました。施主支給ならぬ略して学生支給です。インターネット通販は安価で便利ですが,細かな備品との整合性等、施工者の苦労を聞きました。

シャワーユニットや便器等も,もの自体はコストダウンできても、施工手間等の人工を含めコストアップもあることは,こういった改修で学ぶことになりました。

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増築部 外部:基礎・土台・柱廻り
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内部:増築部の壁面ウッドパネル

壁面のウッドパネルはアクセントとして現場や製材所の端材を活用して学生たちの労作で素晴らしい。

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内部:増築部と既存部の壁仕上げ 板張りの新旧対比
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洗面 台は槐(えんじゅ)・洗面ボールはキッチンボールを活用

内装は既存部と増築部の木材の対比屋や,既製品とオリジナル、つまり既存と新設の新旧対比が著しい。単純に色合いなどを統一するのでなく,あえて違いを見せる美しさも感じてほしいですね。

ロフト:奥は太陽光発電のアダプター等・手前が寝床
内部:完成した増築部を既存部から望む

短期間で卒研生(4年生)とインターン生(2年生)が職人に教わり,完成させました。長野県飯山市の斑尾高原にあるNPO法人の事務所として活用されます!