ゼミ合宿3日目は舟屋で有名な町,京都府伊根町です。
ここは「伝統的建造物群保存地区」(略称:伝建地区)という全国各地に残る歴史的な
集落・町並みが保存された場所の一つです。
2日目の美山町茅葺民家の景観が山村,中山間地の伝建地区とすれば,
ここは港湾,海の伝建地区といったところでしょうか。
船の収納スペースが家の1階部分にあり,海と連続した構成にあります。
次に,宮津市の天橋立を見に行きました。曇天でしたが見事な松並木の連続的な風景がありました。
遠景,近景ともに情緒のある貴重な空間でした。
芝生から遠景,砂浜から近景としてそれぞれの集合写真です。
砂浜では学生らが「戸田研 天橋立2017 09 06」と描いてくれました。
自然にできた地形の不思議さが現在にも残る見事な空間だと思います。
今回のゼミ合宿は旅行的な要素もありますが,建築を学ぶ上で空間や風景(景観)を実際に体感することが,
単に図面の描き方やモノの制作技術に勝る劣らず大切な視点ということを学べたと思います。