研究室3年生歓迎会BBQ

8月上旬に戸田研3期生となる3年生8名の配属が決まり,4年生らが歓迎会BBQをテラスで行ってくれました。

夏休み前に記念撮影をして,授業が始まり9月下旬に新たなスタート気分です。

卒業生OB1人が差し入れを持ってきてくれありがたい限りです。

2年生のインターン担当学生も来てくれ多くのつながりができました。

 

これから3年生と4年生,大学院生など上下のつながりも深めて充実した日々を送ってほしいと親心のように思うのです。

加須市の「繭久里カフェ (くくりカフェ)」へ

スギダラケ倶楽部埼玉支部長のお誘いで,埼玉県加須市油井ヶ島にある繭久里カフェ (cucuri cafeくくりカフェ)へ学生らと行きました。

cucuriはギリシャ語で「繭」という意味で,100年以上前の繭小屋を改装して作られた空間という背景と人との繋がりを大切にしたいという気持ちを込めたそうです。

学生がバイクで来たので,思わず私もバイクにまたがらせてもらいたい気分になるような開放的な場所です。

嬉しそうですね。

お昼ご飯に無農薬・漢方農法・自然栽培といった大地と人に優しい食材を用いたおいしいカレーを頂きました。

約5300坪もある敷地は,樹木,いちじくの畑や母屋,離れ,古民家などがあり様々な

ポテンシャルが感じられる場です。

何よりスギの木もありモチベーションも上がります。

カフェの2階はセミナー室になっており立派な梁が見え,プロジェクターも備え付けられています。

一度ゼミでも使わせて頂きたいくらいです。

カフェの離れにある水場の改修が予定されており,研究室のプロジェクトとして取組ませて頂く予定です。

外でとれた野菜を洗い,BBQの場としてやカフェのテラス的な空間としても活かせそうで,

冬場には富士山も望めます。

その前にこの広大な敷地で11月にキャンプイベントがあるそうなのでぜひ参加しようと思います。

最後に敷地内にある改装された民家の居間で杉ポーズ記念撮影。

合同ゼミ・合同研究会2018

9月11日は岐阜大学で信州大学の柳瀬研究室,岐阜大学の合掌研究室,京都府立大学の松原研究室,ものつくり大学戸田研究室と合同で研究会でした。主に建築環境心理学系の研究室です。

(写真撮影・提供:柳瀬先生)

発表者は,大学院1年生が4名,学部4年生が4名の合計8名で,司会も質問もすべて院生,

学生のみが行い,教員は見守るというルールでした。

最後には各先生方から講評コメントを頂き,とても有意義な時間でした。

多角的な観点からの指摘を受けてどう捉え判断するかもまた研究者の力の見せどころです。

研究の背景目的と結論を行来しながら考察を深めることの繰り返しが肝心です。

学舎の吹抜けから皆で記念撮影して,ほっとした笑顔が見られます。

(写真撮影・提供:柳瀬先生)

これからの卒研や修士研究等にそれぞれ活かしてほしいですね。

翌日は岐阜市内のメディアコスモスを見学しました。設計は建築家の伊東豊雄氏です。

主な用途は図書館で2階が開架式書架,1階が閉架式書架ですが,

1階にはギャラリーやスタバ,ローソンも併設されている複合的施設です。

東農ヒノキの板材を編むことで屋根・天井の架構を構成することで,

緩やかな曲線は曲面となり,風の流れが見えるようで,佇む人たちを包み込む雰囲気です。

市バスを見ても岐阜は信長公のお膝元ということがわかりますね。

 

建築学会大会2018@東北大

9月4日~6日まで建築学会大会に仙台の東北大へ行きました。

今年の教員が関連する発表は以下2本でした。

  • 埼玉県行田市の「足袋蔵の街」への来訪者の意識に関する研究 -TV ドラマ「陸王」放映後の観点から-
    戸田 都生男, 青木 侑香:日本建築学会大会学術講演梗概集 2018 589-590 2018年9月
  • 木のものづくり活動参加者の意識と行動の変化に関する研究 -京都府・美山町の木匠塾の実践を事例として-
    羽原 康成, 戸田 都生男, 松原 斎樹, 淡路谷 直季:日本建築学会大会学術講演梗概集 2018 63-64 2018年9月

大会発表は質疑応答で今後の研究を深めるヒントになるなど貴重な機会です。

来年度は院生が発表できるよう励まなければなりません。

全国の卒業設計巡回展も見学しました。一同に会すと各大学の設計教育のカラーや雰囲気が

およそ把握できそうです。

東北大学の青葉台キャンパスではCLT実証棟を見学しました。

CLTとはCross Laminated Timberによる略称で,3層の板を互いに直交するように重ねた

大型厚板パネルによる構法です。

私が木造住宅設計事務所に勤務していた頃,既にJパネル(厚さ36㎜の3層クロスパネル)

という同じような仕組みの耐力壁が活用されていましたが,ついに大型も活用されつつあるようです。

仙台はケヤキの緑陰のある街並みが相変わらず綺麗でした。

メディアテークも健在で多くの方々に利用されているようでした。

また,街中の信号機が薄いのが特徴の一つです。着雪を防ぐ対策でフラット型というようです。

ずいぶんデザイン性も洗練されたようです。

戸田市あいパル3周年「木の遊び場コーナー」

上戸田地域交流センター「あいパル」の3周年(3歳のお誕生日会)記念の催しで,

当研究室の学生らが「木の遊び場コーナー」をコーディネート,計画しました。

今回は戸田市内の空き家解体実測調査の関係もあり,空き家からお借りした「木の歯車」と

「障子」も活用しました。

かつて蚕の繭を紡ぐ器械であった「木の歯車」は絵を歯車に貼って回すと鏡に映る絵が,

パラパラ漫画のような動く仕掛けとしました。

回転のぞき絵(ゾートロープ)の仕組みを転用したものといえます。ぜひ動画をご覧ください。
https://www.facebook.com/tsukio.toda/videos/pcb.1634759446635177/1634758903301898/?type=3

「障子」はL字型に自立させ,コピー用紙に点数を書き貼って射的の的にして遊んでもらいました。

学生らはとくにバードコール「鳴き杉・鳴き声」のワークショップのサポートを行いました。

多くの地域の子どもらとその親御さんたちに来場して頂き,大好評のようでした。

バードコールは全て出てしまい,半ば託児所のように積木などで遊ぶお子さんたちと親御さん

たちがみられ,計画してよかったと思います。

先日,建材店の感謝祭で活用した屋台カウンターも受付台としてディスプレイしました。

研究室の学生らも準備と片付けまで最後までがんばってくれました。ご苦労様でした。