木造軸組みの減築 移設と改築へ 学内編

数年前から戸田市の空き家改築を進めてきましたが,研究室としては敷地の空き家が施主の意向で取り壊されたため,本学の木造実習の在来工法の軸組を減築して,離れとして移設・改築することに意義を見出しました。

6月2日から実習で学生らが制作した軸組を解体して,既存の番付の墨を消し新しい移設改築後の通り番号を記しました。部材の表面もきれいに磨いて再活用します。

実習では12畳=6坪(2間×3間)の規模を現地では8畳=4坪(2間×2間)とします。㎡(平米・平方メートル)という単位では面積の感覚が分かりにくい場合もありますが,畳の大きさ・数量に置き換えると分かりやすくなりませんか?もっとも,昨今,畳の部屋も少なくなっており,何畳(帖)という方が分かりにくい時代が目前かもしれませんが。。1坪は2畳ですから上記の面積になります。

学内では2か月以上の作業をこなし,8月11日,いよいよ現場へ移設です。

埼玉建築士会支部だより「掲載」

アーキテクトビルダーとしてのデザインビルド的な木造建築教育の試み 戸田研究室5年間の実践

と題して,埼玉建築士会さいたま南支部だより,2021年7月,VOL.22,建築士の目 に寄稿しました。これまでの研究室活動を振り返る機会となり,卒業生はじめ学生たちとの思い出のエピソードがつまっています。