卒業研究2018年度 発表会

2018年度の卒研(論文・設計・制作)発表会が2019年1月30日(木),31日(金)にありました。

戸田研究室からは論文1名,設計4名,制作2名の発表が無事に終わりました。年末年始は教員としてもがんばりどころで,彼ら彼女らと伴走しながらここまできて,発表を見守るときは,わが子のように心配するものです。

とくに設計の学生は作業量も多く苦労しましたが,2期生となる今年のメンバーの評価はかなり高かった印象です。

オフィスの木質化実施計画 では都内の銀座にあるデザインオフィスを木質化するものであり,卒業制作と設計の連携も試みました。賃貸オフィスへの影響を最小限にするため,組立・解体が容易な仮設的木質フレームの連なりが,狭小空間に広がりを見せます。

仮設的木質インフィル空間 オフィスの木質化実施計画 フレーム模型
仮設的木質インフィル空間 オフィスの木質化実施計画  二次審査講評会
多世代型シェアハウス「かけはし」 戸田市空き家改修計画 
二次審査講評会
多世代型シェアハウス「かけはし」 戸田市空き家改修計画 
二次審査講評会
多世代型シェアハウス「かけはし」 戸田市空き家改修計画  展示

多世代型シェアハウス「かけはし」戸田市空き家改修計画では,戸田市の実際の物件を題材に解体・実測調査を行い,研究室のプロジェクトとしても進行させました。 お世話になった,埼玉建築士会や施主様も本学にお越し頂き,声援と貴重なコメントもいただけました。

学生自身の父親の山林の敷地を題材に,木造工房を自力建設するテーマで取り組んだ,いすみ市・山林の生長する工房です。木造フレームがボヘミアンな(遊牧的な)感じで斜面に沿って連なる形は,これからの高齢化社会のライフスタイルや森林資源の活用に貢献するものです。

ボヘミアン・フレーム いすみ市・山林の生長する工房

保護者の方もお越し頂き,学生の4年間の集大成をお披露目できました。これから社会に出ても,卒研で培った粘り強い思考やものづくりのモチベーションを維持・向上していってほしいですね。

講評会後・懇親会の挨拶