6月5日,27日に兼ねてから進めている【戸田市空き家改修プロジェクト】の実測調査を
埼玉県建築士会メンバーと研究室の学生らで行いました。
5日は炎天下,外部からの実測と内部の既存柱位置の把握などの調査をしました。
レベルやスタッフ(箱尺)を用いて計測する人,記録する人などプロの建築士の指導のもと学生らも役割分担して作業を進めました。敷地内には蔵があり立派な梁があることを確認できました。
図面作成のため,蔵の軒の出など外部から大まかに計測しているところです。
27日は前回,確認できなかった柱の位置や寸法を施主の許可を得て,一部解体したうえで,目視確認しました。
現場はもちろん電気は通っておらず学生たちの学内実習のとおり手道具で作業を進めました。手引きノコギリで床材をカットして基礎や土台の形状が確認できました。
壁も同様にカッターなどで切れ目を入れてノコギリも併用して仕上げを剥がすと,なんと土壁が
表れました。当時の改修や増築の歴史も感じることができます。
2階の床と1階の天井がつながり一部の構法などが確認でき,今後の実施改修計画に向けて地道な
作業が進みます。