卒業研究提出前!研究室ゼミの様子

年末年始も過ぎて,学生らは卒業研究の作業,教員は指導や確認等に忙しい日々が続いています。

約1年半いっしょに活動や研究,設計などに取組んできたメンバーともいっしょに過ごす時間は

あと僅かとなりました。

 

当研究室の今年度の卒業研究は,論文が5名,設計が5名,合計10名を着任初年度から受け持ち,

それぞれ個別テーマにしたこともあり,とても慌ただしく感じますが,

学生らも教員も充実した時間を過ごせているはず!?です。

提出前のゼミでは設計はとくに自らのテーマをどのように表現するか,

展示してプレゼンテーションのイメージを高めます。

残りの必要な作業も把握でき,他の学生からも指摘を受けたり,

疑問や良くするためのアイデアを共有できます。

 

模型やパネルを集中して制作するために学生寮の和室に泊まりこんで作業を行っている学生もいます。

そこでもやはり図面を壁に貼り,状況を視覚化して意識を高めています。

卒業設計の学生一人は実際に施工まで行います。上棟の様子と模型の写真です。

 

卒業論文では,とくに発表の質疑応対練習を発表会当日の会場で念入りに行いました。

テーマは違えど,建築計画系(環境心理学分野)で人間の心理に着目した統計的,記述的な

分析を重視した内容にしている点はほぼ共通です。

緊張はしていますが,自ら考えたことを分かりやすく伝えることや,柔軟な対応力をこのような場で

身に付けてほしいと願います。

 

さあ,1月27,28日はいよいよ卒業研究発表会です。ぜひお越しください。

卒業論文 5題

  • 「おひとりさま空間」の実態に関する研究 ー『新建築』誌からみた飲食店を事例としてー
  • 木工教室の実態に関する研究 ー埼玉県及びその近郊の工務店等を事例としてー
  • 学生寮の狭小な浴室環境が心身に及ぼす影響に関する研究
  • 緑が人間の心身に及ぼす影響 ー大学の畑と公園における世代による緑の求め方の違いー
  • 住宅の省エネルギー基準の妥当性に関する研究 ー埼玉県秩父地域における夏期の暮らし方を事例としてー

卒業設計 5題

  • 「うち」と「そと」のアクティビティ ー茨城県高萩市駅前空き地におけるオープンスペースの計画ー
  •  反転的集合住宅 ー柏市豊四季台団地の再生ー
  • 祖母の居場所と暮らし方 ー東京都足立区の店舗併用住宅と貸家の改修計画ー
  • 個人史から繋ぐ未来の公共的戸建住宅 ー東松山市下押垂地区におけるコミュニティの再生ー
  • 農村地域の高齢者住宅の実施計画 ー茨城県東茨城郡茨城町での「離れ」の設計・施工ー

都市を市民のリビングへ IKEBUKURO LIVING LOOP 参加!

11月18日(土)19日(日)に,池袋駅東口付近のグリーン大通りで

IKEBUKURO LIVING LOOP に研究室の学生とその仲間たちで参画しました。

 

「都市を市民のリビングへ」がイベントの趣旨で,

昨年お世話になった,無印良品のOPENMUJIスギダラケ倶楽部として

当研究室が,鳴木杉バードコールのワークショップで協力しました。

初日は雨のち曇りでしたが,各地のスギダラケ倶楽部の皆さんのご協力を得て,

多くのお客様にお出で頂きました。

 

 

少し,ペーパーで卵型のスギの木を磨く作業に力を要すようでしたが,

苦行?的にもくもくと集中して作業をすることを好む人や,

制作キットや完成形にして販売したり,工夫をして楽しめたと思います。

 

都市を市民のリビングにという趣旨に基づき,普段,学内で行う木工も屋外の公開練習として実演しました。

夜は各地のスギを愛する人たちとのスギ談義で今回のワークショップの準備の様子などもプレゼンしました。

二日目はコツをつかんだ学生らがコツコツと地道に,呼び込み,宣伝を続け,結果的に大?盛況でした。

学生らも準備や現場で分かったことを実践したり,多くのことを現場で学べたことでしょう。

 

今回のイベント会場近くにある池袋南公園や様々な屋台などを見ても,

これから建築やまちづくりを学ぶ学生にとって,最先端の空間の使われ方が体験できたのではないかと思います。

卒業研究で秩父市へ。山,木材,まちをみる。

学園祭も終わり,4年生は卒業研究の追い込みの時期です。

研究室メンバーの一人が,出身地の埼玉県秩父で夏の暮らし方に関する研究をしているため,

秩父の山と木材等を地元企業の方々にご案内して頂きました。

 

 

秩父は海抜(標高)約240メートルの盆地で,夏は暑く冬は寒い,埼玉県内でも気温差のある地域です。

日本各地にみられるような急峻な地形から樹木を伐採して木材に加工するまでの一連のプロセスを見学

しました。その中で様々な機材や道具,多くの人達の労力を要することが実感できたことでしょう。

 

 

木材がさらに木造建築として普段,多くの人たちが過ごす場所にあるわけですが,

私たちはその背景とプロセスをどれほど理解しているでしょうか。

すっかり紅葉も見ごろで,秩父の武甲山のポーズ?をとり記念撮影。

外に出て見たり聞いたりしたことが,きっと卒業研究にも活かされることを願いつつ,

学生たちの伴走をする日々が続きます。

 

学園祭。戸田研究室のロゴマーク完成! 

学園祭にあたり,3年生のメンバーが戸田研究室のロゴマークをデザインしました。

研究室の看板や研究室紹介パネル,各自の名刺にも採用され,今後とも活用されそうです!

 

出店ではU字溝に鉄筋を敷いて焼き鳥を焼くなど本学の建設学科らしさ?かと思います。

 

卒業設計の中間講評会では現段階の模型を展示する等,卒業設計の追い込みに向けて

自身の現状とこれからやるべきことを少しでも把握できたと思います。

左官ワークショップでは,タイルを貼るコースター制作など子どもも楽しめる企画がありました。

卒業生(1期生)が主体的に行っており卒業しても大学に貢献する姿勢は見習うべきものです。

開学当時よりずいぶん大学らしくなったというコメントは当時の教員と学生がともに築きあげてきた

ことを実感させられました。

 

 

また,学生の保護者の方が学生が使っている場を見に来られました。

親子で記念撮影(掲載許可済)。先日つくったバードコール:鳴木声を贈呈して喜んで頂けたようです。

空き家の実測。戸田研,戸田市へ。

先月から埼玉県建築士会のメンバーと市のご協力を得て,

戸田研究室は,戸田市の空き家対策に協力しています。

 

JR埼京線には,北戸田,戸田,戸田公園という市内の駅があり,荒川に近接する位置には

戸田市の漕艇場があり,大学生のボート部が練習や大会を行ったり,競艇場も有名です。

 

今回は空き家の共同住宅の外回りと室内を建築士3名の方々のご指導を頂きながら,

3年生のメンバーが実測に協力させて頂きました。

 

学内の設計演習などではなかなかできない貴重な経験で,

学生らも建築士の皆さんの説明が分かりやすく勉強になったようです。

 

今後,CADで実測図に起こして計画案などを提案する予定です。

2017後期活動開始

夏休みも終わり,本学も後半の3Qが始まりました。

研究室も新たに3年生8名を迎え入れ,4年生10名と合わせて18名となりました。

なんとか野球の対戦ができる人数という噂です。

 

研究室は手狭なスペースですが,日々,入れ替わり学生が顔を出すようになりつつあります。

できるだけ外の活動にも参加できるよう授業単位も早めに取得しておくとよいと思います。

また卒業研究もそろそろ本格的にペースアップする時期です。

4年生のその姿を3年生が早い段階で見て学ぶように,

最低月に1回は3,4年合同ゼミを開始することにしました。

これとは別に4年生は毎週1回,3年生は隔週1回のペースで,

これ以外に各プロジェクトが随時進行中です。

最近では長期プロジェクトとして行田市の足袋蔵調査や戸田市の空き家活用プロジェクトが動き出しました。

 

短期プロジェクトでは行田市教育委員会の子ども大学ぎょうだ,本学の女子高生公開講座などを終え,

それぞれ参加者皆さんに楽しんで頂けたようで何よりです。

 

 

学園祭に向けたもろもろのプロジェクトもそろそろ佳境です。

研究室ゼミ合宿2017@京都3日目

ゼミ合宿3日目は舟屋で有名な町,京都府伊根町です。

ここは「伝統的建造物群保存地区」(略称:伝建地区)という全国各地に残る歴史的な

集落・町並みが保存された場所の一つです。

2日目の美山町茅葺民家の景観が山村,中山間地の伝建地区とすれば,

ここは港湾,海の伝建地区といったところでしょうか。

 

船の収納スペースが家の1階部分にあり,海と連続した構成にあります。

 

 

次に,宮津市の天橋立を見に行きました。曇天でしたが見事な松並木の連続的な風景がありました。

遠景,近景ともに情緒のある貴重な空間でした。

芝生から遠景,砂浜から近景としてそれぞれの集合写真です。

砂浜では学生らが「戸田研 天橋立2017 09 06」と描いてくれました。

 

 

自然にできた地形の不思議さが現在にも残る見事な空間だと思います。

今回のゼミ合宿は旅行的な要素もありますが,建築を学ぶ上で空間や風景(景観)を実際に体感することが,

単に図面の描き方やモノの制作技術に勝る劣らず大切な視点ということを学べたと思います。

研究室ゼミ合宿2017@京都2日目

ゼミ合宿2日目は茅葺民家で有名な町,京都府南丹市美山町です。

ここは「伝統的建造物群保存地区」(略称:伝建地区)という全国各地に残る歴史的な

集落・町並みが保存された場所の一つです。

 

整えられた「景観」としての魅力はさることながら、

いくつかの茅葺き民家には住まいとしての生活感のある「風景」も見られます。

現在も茅葺の葺き替えが行われており,貴重な技術継承でもあります。

 

美山町の大野地区では教員がかつて携わっていた美山木匠塾(もくしょうじゅく)の

見学をさせて頂き,参加校の京都府立大学と摂南大学との学生メンバーと交流を行いました。

 

 

宿泊は茅葺民家も敷地内にある河鹿荘で,美山牛乳も美味しくリフレッシュできたようです。

研究室ゼミ合宿2017@京都1日目

9月4日~6日まで京都で戸田研究室のゼミ合宿を行いました。

4年生10名,3年生2名,教員1名の合計13名で,各所を巡りました。

1日目の最初は,京都府立大学の環境心理行動学研究室(松原研究室)のゼミ見学をさせて頂きました。

普段,私たちが行うゼミと比べ,松原先生と学生,学生同士の意見交換も活発で大変,励みになりました。

 

稲盛記念館会館前で戸田研,ゼミ室で松原研と戸田研の記念撮影。

次に,横内敏人建築設計事務所で横内先生から,木造の事務所,ゲストハウス,庭園などをご案内頂きました。

 

東山の山麓の由緒ある場に,爽快で謙虚な佇まいの空間が点在しています。

先生いわく,「住宅は開口部が全て」とのことで,内外の繋りを窓からの風景,床と地面との高さ関係,

家と庭の関係から見ているようでした。断熱や構造にも配慮された設計であることも説明頂きました。

 

基本的には手描き図面のより木造の納まりやスケールを身に付け,現場での変更も,

スケッチにより対応しやすいとのことでした。

プレゼン時のスケッチと完成写真を見比べると,完成後の実際の空間とほぼ同じように

仕上がっていることが分かります。これには設計を目指す学生らは驚きを隠せない様子でした。

夏休み!研究室の地域貢献活動

8月は授業がお盆前まであり,夏休みは授業はなくても採点や研究などやるべきことは多いですが,

埼玉の工務店や設計事務所,材木店などの関係者皆さんの取り組みに協力する地域貢献活動も活発です。

 

上尾市の工務店では地域の方々を招く木工教室やソーメン流し等をお手伝いしながら

木育をテーマにした卒業研究のアンケートを取らせて頂いたり,

伊奈町の建材・材木店の倉庫の敷地では感謝祭で木を学ぶ教室や左官ワークショップ等に協力しました。

 

浦和の喫茶ギャラリーでは土壁改修ワークショップや木育等,2日間に渡り協力しました。

 

ここは明治24年築の古い納屋を改装した日本茶喫茶で詳しい活動は榊住建様のサイトで紹介頂きました。

 

土と藁と水を入れて学生たちが練っていきます。

また,地域のお子さんにも木のおもちゃで触れ合う場を提供されていました。

 

2階内部には見事な古材の梁が表しになっています。

土壁を塗ることはもちろん,木造建築を体感する貴重な機会にもなりました。

 

様々な現場で様々な人たちと触れ合う機会が学生らにとっても貴重な経験となっていると思います。

教員としても建築設計実務等の話を現場や事務所の人達から聞くことができ,

学内だけでは困難な現状の最新情報などを得ることもあり,非常に有意義な交流にもなり感謝です。