若年者ものづくり競技大会 2015年度
◆企業等に就業していない20歳以下の若年者のものづくりの技能向上と就業意識を高めるための大会です。14職種で腕を競い合い技能五輪全国大会の登竜門でもあります。
◆2015年度第10回大会は7月28日(火)~29日(水)の2日間、山形県(山形県国際交流プラザ)を主会場として他3カ所の会場で行われます。
参加種目
木材加工職種
競技内容
木材加工職種は、家具ならびに建具に関わる木工技術・技能を競います。原寸図を描くことから始まり、墨付け・加工・調整・組み立て・仕上げの総合力が問われる課題内容となっており、2015年度課題は、昨年度同様の木製パソコンラックが公表されましたが、框(かまち)の接合方法が一部変更され「三枚組接ぎ」と「小根付き通しほぞ接ぎ」が盛り込まれています。
これまでの実績
木材加工職種には、2009年度第4回大会の初挑戦以来、毎年2名の学生を学内で選抜し、大会に挑んでいます。
昨年2014年度の第9回大会では、1年生から安藤大祐くんと針生直樹くんの2名が出場し、針生くんが第一位(厚生労働大臣賞)、安藤くんが第二位の結果を獲得しました。
2015年度(練習)スケジュール
毎年1~2年生から出場希望者を募ります。今年は1年生5名、2年生2名が学内選抜に挑戦した結果、1年生から2名の選手(手島脩兵くん・山口智大くん)が選抜されました。現在は、毎日の放課後練習に加え、週末にはベテラン技能者を講師に招いた向上訓練を実施しながら、来る本大会に向けた修練を重ねています。
2015年度 大会結果
木材加工職種には、1年生の手島脩兵くんと山口智大くんの2名が出場し、結果は両名ともに銀賞を獲得しました。
手島くんは、前橋工業高校出身で、高校時代すでに大工職種において競技大会に出場経験があり、技能検定も受検するなど木工に触れてきた学生です。山口くんは、大学が所在する地元・行田市出身(進修館高校)で、ものつくり大学に入学してから本格的な木工を学び始めた学生です。二人とも、同大会の木材加工職種への挑戦は初めてで、連日の特訓に加え、毎週末の特別訓練を熟し、入賞という素晴らしい結果を残してくれました。
二人の練習には、昨年度の技能五輪(家具職種)に埼玉県代表として出場した志水元紀先輩・山村薫先輩・早川洋平先輩(ともに建設学科4年生)が指導役を買って出てくれました。また、ものづくりマイスターとして技術訓練に来てくださった木工指導員の羽生宏行(はしょう・ゆきひろ)先生に木工具の調整のイロハからご指導いただきました。この場をお借りして、みなさまに深く感謝申しあげます。
建築大工職種
競技内容
競技時間5時間で、木造小屋組(桁、梁、垂木及び束等を含む)の一部を製作します。課題評価は、製作物の寸法精度の正確度および仕上げの出来栄えで評価されます。
(PDFファイル)
これまでの実績
- 出場者
2006年度(H18) 後藤保樹、苅和俊介
2008年度(H20) 小澤良洋、中尾健太郎、橋本紗希
2009年度(H21) 小島優、小林央
2010年度(H22) 宇都木裕介、大西裕也
2011年度(H23) 榎本将紀、福田耀
2012年度(H24) 早川征太、平山卓磨
2013年度(H25) 阿部柚実、吉田加奈
2014年度(H26) 小松春樹、佐藤貴大
2015年度(H27) 大西顕徳、木村開登
- 入賞者
2006年度(H18) 敢闘賞:後藤保樹
2008年度(H20) 金 賞:橋本紗希
2014年度(H26) 銀 賞:小松春樹 敢闘賞:佐藤貴大
2015年度(練習)スケジュール
代表選手は、建築大工技能検定3級で上位成績を収めた2名が選抜されます。今年は大西顕徳君、木村開登君で共に2年生です。2年生は基礎インターシップ中なので、週末にベテランの非常勤講師の元に通い、集中して練習しています。
2015年度 大会結果
2名は、インターシップ期間中であっても週末には宮前工務店に集まり、大会の練習に取り組みました。大会当日も制限時間5時間以内で、削り・墨付け・刻み・組立てをしましたが、惜しくも入賞には至りませんでした。
しかし、この経験を元に目標をステップアップさせ、技能五輪全国大会への出場に向けた取り組みを始めています。
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