Works 設計デザイン


建築設計・空間デザイン

今あるモノを活かした最小限の操作で,人の居場所となる空間の魅力を引き出す

2018 戸田公園の家 子育て支援・空き家改修計画

  • 場所:埼玉県戸田市 , 用途:住宅(木造集合住宅の木造戸建て改修)
  • 基本設計:ものつくり大学戸田研究室
  • 概要:埼玉建築士会青年部会からの依頼で,戸田公園漕艇場付近にある空き家の木造集合住宅を子育て世帯向けの木造戸建て住宅にリノベーションする計画。計画にあたり研究室の学生と建築士会等のメンバーで実際の空き家を実測して既存図面を作成し,市の求める子育て支援に相応しい住宅プランを学生メンバーで意見交換した。主に周辺環境として漕艇場にいるボート部の大学生や荒川の土手を散歩する高齢者や親子連れなど老若男女が行き交う状況に着目しました。そのような地域環境にある住宅として,回遊性のある動線・融通性のある空間の使い方・コンパクトながらオープンで広々と感じられ内外から親しみやすく,「家族や地域とのつながり」を意識したライフスタイルを提案。2018年3月に戸田市あいパル及び市役所で展示会を実施した。
  • 掲載:日本経済新聞2018年3月13日朝刊

 

2017 モク・パーテーション(L型)

  • 場所:埼玉県行田市 ものつくり大学戸田研究室, 用途:研究室(学生オフィス)
  • 設計・デザイン:ものつくり大学戸田研究室
  • 施工:ものつくり大学戸田研究室
  • 概要:主にスギの柱材,鴨居材,胴縁材等,住宅の一般流通材を活用した室内のパーテーションを設計施工した。胴縁材は本来,壁の内部の下地材として使われるが,仕上げの化粧材として格子のスリットを構成した。柱の上部と下部にはアジャスターボルトというホームセンターでも入手できる金具を利用し,天井と床をボルトを締めて突っ張ることで柱を固定している。ボルトは柱の中まである程度,貫通しているため,自立固定もできるが,鴨居と敷居材で柱の上部と下部をつなぎ,柱を平面上でL字型に配置することで,ボルトの突っ張り(引っ張り)の力に頼るだけでなく,安定するよう配慮した。また,柱間の中心に小角材を縦に挿入することで,柱の溝に落とし込んだ胴縁材の格子が曲線を描くウェーブとなる。さらに目線によって格子の隙間を自由に可動,調整でき,完全に仕切らず見通せる工夫を施した。現場で学生らが意見交換してDIYするなど,実際のものづくりを通じて自らの居場所をかたちづくり,その使われ方を検証する場となった。(参考記事

 

2016 HANIWA PARKING 人々が宿る「花庭・葉庭」のまち

  • 場所:埼玉県本庄市, 用途:駐車場&畑・コミュニティスペース(社会実験的提案)
  • 設計・デザイン:ものつくり大学戸田研究室
  • 概要:日本建築学会関東支部主催の第18回提案競技「美しくまちをつくる,むらをつくる」歴史と現在を紡ぎ本庄の未来を拓く,と題した研究室での応募作品。本庄駅前のフィールドワークと住民へのヒアリングの結果,かつて賑わった商店街にあるコインパーキングを活用して,自動車と人が共存できる野菜や花のある畑を社会実験的に計画した。やがて商店街と駅前周辺にあるコインパーキングが花や野菜で彩られる中山道本庄宿の再生案。二次公開審査で市長や審査員にプレゼンテーションをした結果,入選(佳作)。

 

 

2015 ハカタリノベーションカフェ

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  • 場所:福岡県福岡市, 用途:カフェ&ギャラリー(期間限定の改修・社会実験)
  • 企画・設計・デザイン:博多まちづくり推進協議会
  • 計画・展示デザイン・施工協力:麻生建築&デザイン専門学校建築工学科+戸田都生男
  • 概要:博多駅前の空きビルの利活用に関する社会実験に参画。まちづくり推進協議会が1か月限定で,空きビル1階のスペースをカフェ&ギャラリーに改修するプロジェクトに対して,主に専門学校生の設計演習課題(博多駅前通りのまちづくり計画)を展示するギャラリーやカフェを工場で使われなくなった木製パレットを活用し,壁面や家具として(棚・テーブル・ベンチ等)構成した空間を学生たちと協力して造りあげた。この空間で学生作品の展示の他に,課題の講評会とシンポジウムを実施することで,学生の地域貢献としてもリアルな体験となった。1か月の期間中に延べ人数3,000名ほどの方々が来訪した。参考サイト:アナバナ ハカタリノベカフェ2015秋

 

2015 赤穂の家 改修計画 第Ⅰ期

  • 場所:兵庫県赤穂市, 用途:住宅
  • 設計:戸田都生男
  • 施工:(株)葛島工務店
  • 概要:築約35年の木造住宅の改修工事。高齢者の二人暮らしのため,住みながら優先して改修可能な部分から工事を行う方針を立て,今後の生活スタイルを見据えて生活動線をコンパクトに縮小する計画を行った。改修にあたり専門家によるインスペクション(建築物の現状の詳細調査)を実施して,特に優先して改修が必要な部分をピックアップした。第Ⅰ期工事として玄関廊下と洋間,和室の段差解消を兼ねたフローリング無垢板張り,床下の防湿シート張り,トイレ・浴室等の改修を実施し,第Ⅱ期工事以降は,2階にある洗濯干し場の1階への移動,キッチンの改修等を予定している。

 

2003 OMエコショップいさむ 改修計画

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  • 場所:高知県高知市, 用途:工務店ショールーム兼ショップ
  • 基本設計:戸田都生男 環境企画研究所, 実施設計・施工:勇工務店, コーディネート:野池政宏 住まいと環境社,
  • 企画プロデュース:OMソーラー協会
  • 概要:集合住宅の1階の工務店倉庫を,地域の建材や自然素材を展示販売するショールーム兼ショップに改修。全国展開したOMソーラー協会のエコショップ1号店。

 

プロダクト&BOOKデザイン

ローカルメディアで人の積極的な行動を促進する

2017 BIRD CALL「バードコール!」鳴木声(なきごえ)&鳴木杉(なきスギ)

 

  • デザイン:ものつくり大学戸田研究室+スギダラケ倶楽部埼玉支部
  • 協力:イラストレーター実崎孝永(原画・ロゴマーク・説明書等)
  • 制作:ものつくり大学戸田研究室(ロゴレーザー刻印:製造学科松本研究室)
  • 用途:プロダクト(工業製品)・バードコール
  • 概要:スギ等の木材端材に挿したボルトを回すと鳥のような鳴き声が聴こえる。バードコールはタモなど広葉樹の堅木で制作したものが多いが,比較的柔らかい針葉樹のスギの有効活用も考慮してバードコールを制作。木の穴とボルトの直径を調整することでスギの木でも音が鳴り,ホームセンター等で入手できる既製品のボルトにリボンや紐,チロリアンテープ等を付けることでカバンや身に着けたり持ち運びも容易にできる。国産のスギの活用として建材だけでなくプロダクト(工業製品)としてスギとボルトのハイブリット形式で身近なモノとしてアピール。自身で制作することができ,音が鳴ることで人のポジティブな感情を誘発するメディア。学内の公開講座や学外での地域貢献として,ワークショップやキット化して提供している。
  • 公開実績:池袋LIVING LOOP

 

2015 きになる木の空間MAP 博多駅前周辺編

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  • デザイン:麻生建築&デザイン専門学校 戸田都生男+建築工学科環境デザインゼミ
  • 協力:福岡県建築士会・博多まちづくり推進協議会
  • 用途:地図, 受賞:林野庁後援・第1回ウッドデザイン賞 入賞 ウッドデザイン コンセプトブック 2015,入賞作品掲載 コミュニケーション分野,p.88
  • 概要:「きになる木の空間MAP」の目的は,都市の木の空間の特色を調査し視覚化することで都市の景観形成に貢献し,ひいては日本の林業や建築業界の振興に寄与すること。福岡市は京都市に次いでお寺の数が多く木造建築もみられ,地域文化として山笠等でも木材が活用されている。そこで,博多駅周辺を例に木材の利活用空間(建築・インテリア等)を調査し分類した。その結果,多い順に居酒屋,飲食店,物販・事務所等,寺社であり,代表的24軒をMAPに示した。MAPは半面開くことで木の空間スケッチと実際の場所を同時に把握できる形にまとめ,街で持ち歩きやすいよう配慮し,MAPが博多から木を通じた地域文化を新たに発信してゆくことを期待している。

 

2011 高取山読本 TAKATORISAN「タカトリサン」 -建築系学生が見た山-

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  • 企画・デザイン:木匠塾実行委員会 戸田都生男
  • 編集協力:神戸大学 二村緋菜子 渡邊千央実
  • 用途:ガイドブック・冊子, 所蔵:神戸市立図書館(8区の分館)
  • 概要:神戸市高取山で実施した木匠塾の記録を兼ねて建築系大学生から見た高取山の自然や歴史,高齢化する登山会の茶屋等の空間構成等について執筆・監修したガイドブック。その内容が神戸新聞平成24年7月26日付朝刊に掲載された。