2021年1月5日付の埼玉建設新聞に,戸田研究室と埼玉建築士会南支部で取組んでいる空き家に関する調査研究や設計に関して,教員戸田のインタビュー記事が掲載されました。

2017年度から取り組んでようやく,改修現場が動き出そうとしています。これまでの実測調査や卒業研究もフィードバックしていくつもりです。
2021年1月5日付の埼玉建設新聞に,戸田研究室と埼玉建築士会南支部で取組んでいる空き家に関する調査研究や設計に関して,教員戸田のインタビュー記事が掲載されました。
2017年度から取り組んでようやく,改修現場が動き出そうとしています。これまでの実測調査や卒業研究もフィードバックしていくつもりです。
昨年度から継続している伊奈町建材店木質化の卒業制作,今年度も佳境です。
出入口ゲートをデジタルファブリケーションと手加工でひとまず仮組して仮設営。 かわいらしいパーツがパワフルに立ち上がってきました。
これで上手く会社の暖簾がかかるはずです。
コロナ禍でクラウド型プレカットに出会い,手加工の経験を組合せて今期もなんとか納める見込みです!
例年,夏休みなどに研究室の合宿を行っていましたが,今年度は感染症のためこれまで自粛でした。ようやく状況が少し落ち着いたころ,4年生と3年生の有志で長野方面を見学しました。
研究室プロジェクトとして昨年から長野県飯山市方面の木造山荘の改修設計をしており,その視察も兼ねて,諏訪市のリビルディングセンタージャパンを見学しました。
アメリカのポートランドにあるリビルディングセンターの日本版で国内では唯一の場です。 古材をレスキューしてディスプレイ・販売する実践に感嘆。 併設のカフェからも多くの古材が見え, カフェのファサードの古びた建具を複数設えたデザインや コーヒーメーカーもインテリアにするなど,空き家改修をする上でも参考になる取組みでした。
続いて茅野市の神長官守矢史料館・高過庵など藤森照信氏設計の建築群を見学。 資料館はRC造の上に土壁や木造の小屋組があるとは驚きでした。てっきり木造と思っていたわけです。 屋根は鉄平石,外壁の木板は自然風化で黒ずんでいました。焼杉ではないようです。藤森氏が45歳時の設計で私もそろそろ実際の建築設計をしよう!と思わされた次第。
高過庵の基礎はコンクリートの上から樹皮で覆われていたり,こちらも色んな気づきがあり,建築も直接見ることで多くの発見があるわけです。
最後は諏訪湖。アニメ映画「君の名は」のモデルになった場所の夕景で一息。建築もこういう風景を形づくるものになるとよいと思うわけです。
秋晴れのひととき。 今年度はバドミントン,キックベースの2種目で小運動会として開催しました。
とくにキックベースはフィジカルディスタンスを保てかつそれなりに盛り上がったかも。
これをきっかけに3,4年の縦のつながりも日々深まるかな。
卒業生も参戦しに来てくれたのも良かった。
空き家の蔵の小屋組みの実測を半年以上振りに再開。複雑な小屋組みですが保存して活用することになりました。
小さな暗い蔵でも小屋組みの構造体はかなり重厚で,梁材もしっかり乾燥しています。
母家の部材等もできるかぎり活用して改修する蔵のある新たな暮らしに馴染むように卒業設計として計画し,次年度には施工予定です。大きなシイノキのある広い庭に,蔵の改修と木造のハナレを設計施工する予定です。
今年度はコロナ禍で遅くなりましたが,9月に新3年生11名の配属が決まりました。
短時間で三密配慮の中,4年生との顔合わせ,自己紹介をして例年のように記念撮影(撮影時のみマスクを外しました)。
3年生11名と4年生9名,教員1名の21名となりました。まあまあの大所帯です。私が着任して5年目で1学年11名は最大人数です。
木造住宅や設計・制作に関心のある学生が多いようです。戸田研5期生を迎えて,これからメンバー全員で協力して励んでいきましょう!
『埼玉の地域工務店の魅力-森林という共感価値-』と題して,埼玉県経営者協会の「埼経協ニュース」2002年6.7月号へ寄稿しました。
ルールや数字だけでなく,ものを見るのが一番分かりやすい,という一例として研究室の卒業研究で制作した木造構築物を紹介しました。ご笑覧下さい。
戸田研究室に興味があり,配属希望する学生は事前にホームページの内容を確認して,アポイントのうえ,時間を設けるので気楽に尋ねて下さい。
戸田研説明動画【2020特別編】7/25~7/31迄公開! 8/1現在非公開
例年,多くの学生に希望頂いており,希望者全員と面会してお互いのことを話して,選抜メンバーを決めています。今期はオンラインまたは研究室等にて対面,いずれでも調整します。(※できる限り少人数で実施)
アポイント方法は,メール,SNS,ココへコメントする等オンラインか,学内で見かけた時に声をかけてもらっても構いません。
学内にいる日時は限られるため,急ぐ場合は早めにオンライン等でアポイント下さい。
オフィスアワーの場合もできる限り事前にアポイントください。オフィスアワー以外でも調整します。皆さんと話して,一緒に活動できる学生と出会えること楽しみにしています!
参考までに,主に下記のような学生が当研究室に向いていると考えています。
昨年度,戸田研卒業生の卒業設計「すみかえる -双葉町の木造住宅改修計画-」が,近代建築社(6月号別冊)「卒業制作2020」に掲載されました。
全国119大学の建築系学科の卒業設計優秀作品集であり,本学の審査会でトップ選出された作品になります。
一昨年度に続き,当研究室から2年連続の選出・掲載となりました。
今後とも,身近な住生活の提案につながる住宅建築等の改修計画を多くの方々に伝えるべく,その意義を共有する当研究室らしい設計教育・研究に励もうと思います。
同作品に関する内容が各新聞にも掲載されていますのでぜひご覧ください。
・埼玉新聞2020年3月1日
・日刊建設工業新聞2020年4月3日https://www.decn.co.jp/onlineservice/News/detail/3202004031201
作品は本学小製図室に保存・展示していますのでぜひご覧ください(2020年6月現在)。
実習は延期されましたが,設計演習や講義は遠隔授業となり,5月以降,ほぼ休みなくその準備などを進めました。
まあ始まってみれば楽しい面もあり,飽きてくる?部分もあり,学生の反応が気になるなど,これまでとは異なる環境でなんとか進めています。
これは紛れもなく,教員だけでなく学生とともに創り上げてゆく授業だという実感がします。
学生の立場からすると,対面型でなくほとんどスマホやPCの画面から見てもらうわけで,もの足りなさもあるかもしれませんが,その準備や課題チェックに費やす時間は,通常授業の倍以上なのです。
学生に対するアンケートで,例えばZOOMなどのリアルタイムオンラインでは,誰のどの授業に対しては不明ですが,教員が操作を分かっていないようで,もっと段取りよく進めてほしい,という意見が一つだけありました。気になりましたが,練習や段取りを決してしていないわけでないのです。練習や段取りをしていても,いざ実践してみてあらためて気づくことは多いわけで,それはまさに本学で行っている実寸大の制作実習を経験している学生なら自明のことのはずなのです。
または,知っていても授業中に初めて知ったというような表現をすることで学生とともに学ぶ雰囲気を醸成しているとも考えられます。遠隔授業としての教育的な場づくりの工夫かもしれません。
実習でもいくら理論を覚えても実際に自らの手や身体を使って作業しないと分からなかったことは多かったことでしょう。我々も同じなのです。
その意味で遠隔授業は学生と教員が一緒に創りあげていく空間と時間という認識を共有することが大切ですね。
そんなことを思わされる日々を有意義に過ごしています。
どうか日常に戻ってもこの遠隔授業をなくすくことなく,部分的にでも継続することで,よりアップデートしたモノづくり教育につながると考えます。
YouTube戸田チャンネル(限定公開 ※一部一般公開)https://www.youtube.com/channel/UCraBkhIWKuRQticFTuvirAw/