本年もよろしくお願いします。
年末年始は穏やかな気候で,朝や夕方に近所にある森の散歩道に通うことが日課になりました。
あっという間に師走,12月半ばです。
11月下旬には,ものつくり大学も積雪しました。
暖冬と思いつつ,寒くなり,埼玉県北のこの辺りの気候を少しずつ体感して耐寒?する最近です。 Continue reading
2年生の木造実習では,3Qと4Q(クォータ)で木造応用実習のそれぞれⅠ,Ⅱとして,
チームで木造の小屋を制作します。
小規模な木造住宅といってもよいでしょう。
下の写真のとおり過去の制作物が学内に残っています。
11月下旬から12月に入り,4Q(クォータ)の授業も半分を終えようとしています。
年間を4分割にして各期間8回の授業のため展開が早いですが,豊富な実習が体験できます。
1年生の最後の木造基礎実習は,下の模型写真の木製ベンチを実物で制作します。
3Q(クォータ)は11月下旬で終わり,1年生の木造実習ではプランター(朝顔鉢)が完成しました。
四方転びといって,プランターの枠の板の角度が微妙に傾いており,
ぴったり合わす作業は難航しましたが,粘り強い加工の技術と技能の体験ができたことでしょう。
夏休み明け,9月末から10月末の約1ヶ月間は,毎週火曜の夕方,2時間から2.5時間程度,研究室のゼミを行いました。
現在,3年生だけのため比較的,多くの時間が取れますが,10名なのでそこそこ時間がかかります。
夏休みの課題の一つである研究室必読書10冊のうち1冊を選び,考えたことを発表すること等を行いました。
実習の4回目から8回目(週目)までは,
四方転びプランター(朝顔鉢) の制作を行います。
四方転びとは,傾きを持たせながら接合強度を上げる組み方といったところでしょうか。
これも先ず原寸図を描いて墨付け,刻み(加工),組み立ての手順で制作します。
見本となる完成形はこのような感じです。
1年生木造基礎実習Ⅲは3回目(3週目)で完成を目指します。
とくに勾配のついた木材(垂木)とそれを受ける梁との接合部の墨付けの仕方が難しいところです。
墨壺,ノコギリ,ノミ,ハンマー,カンナなど多くの大工道具を自由に扱えるようになるには,
このような実習で実務家の教員の話をよく聞き,よく見て技を真似て繰り返すことで上達していきます。
9月末から11月半ばの3Qの担当授業は,1年生の「木造基礎実習Ⅲ」です。
前半は大工技能検定3級,同等の課題で,小屋組み模型,
後半は朝顔鉢(四方転びプランター)を制作します。
両者とも先ず,原寸図を描き,墨付けを行い刻み加工,組み立てという手順です。
小屋組み模型の完成形です。
夏休み中もいくつかのプロジェクトが進行し,9月下旬から授業も始まり,本格的に研究室も活発に動き出しました。
9月上旬,埼玉県富士見市の地域密着型の荒引工務店のプロジェクトでは,学生らといっしょに地域に開かれた社屋をつくることになり,先ずは簡易な木工作業と決起集会を行いました。