教員(戸田)が,「アウトドアシリーズMOOK 小屋を建てる 」( 3月2日発売 扶桑社)で,
本学の木造応用実習で制作した平屋の軸組を基に,木造軸組構法の小屋の建て方を紹介・解説しました。
●扶桑社WEBサイト:https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594619992
教員(戸田)が,「アウトドアシリーズMOOK 小屋を建てる 」( 3月2日発売 扶桑社)で,
本学の木造応用実習で制作した平屋の軸組を基に,木造軸組構法の小屋の建て方を紹介・解説しました。
●扶桑社WEBサイト:https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594619992
卒業式、4年生12名、院生1名、計13名を送り出した。研究室7年目で最大人数。
だから?学生たちから大きすぎる花束と寄せ書きを頂いた。 多くの保護者の方々も研究室に見えて嬉しかったです。
毎年,何人かの卒業生が必ず研究室に遊びに来てくれています。今期の卒業生もまたいつの日か会えることを楽しみに。
研究室5期生の卒業式。4年生11名が卒業,3年生メンバーとともに研究室の設えやプレゼントを制作して見送る。配属後の約1年半の間,遠出はできませんでしたが,日々,研究室の木質化や実施現場での調査・施工等,大変な中,それなりに楽しく取組めたのではないでしょうか。
物静かな学生から賑やかな学生までバラエティに富んだ面々でした。何人かは初めて研究室で出会い,意気投合した学生も。現場作業以外はほとんど毎日,研究室に来ておしゃべりする学生らの話声は,いつしかラジオのようなBGMになっていたような感覚でした。
卒業研究(設計・制作・論文)は正解もなく、あったとしても一つでなく,これまでの講義や実習等とは取組み方が異なります。それを実感しながら1年たらずで進める上で,学生との意思疎通をあらゆる方法で試みました。結果,コツコツ進める学生,直前に慌てて焦る学生など様々。現場や研究室で存分に取り組んだ学生,あまり研究室に来れなかった学生もそれぞれが励んだことを信じて。
約3年間,研究室として埼玉建築士会関係者と空き家活用の一環として協力した物件が完成。
離れ家は本学の木造系実習の軸組の古材を提供し,多くの学生が設計施工に参画しました。可能な範囲で学生ならではの発想も取り入れ,卒研としても活かされました。
蔵改築の基本設計・アイデアは一昨年の学生の卒業設計の計画そのものです。古い蔵の小屋組み(梁)を活用し,ほとんど新築になってしまいましたがプロの施工で仕上がっています。
写真の一部は建築士会様からの提供です。
こういったプロジェクトは関係者の様々な想いもあり,苦労が大半ですが,あくまで大学研究室として得られた知見をポジティブに活かす次第です。住宅も個人の所有物という認識だけではなかなか展開しがたいと思うこの頃です。
2022年1月25日~27日の3日間,2021年度の建設学科卒研発表会でした。戸田研究室は11名の4年生(設計3名,制作6名,論文2名)が無事に発表・質疑応答を終え,一段落です。お疲れ様!
離れ家の外壁(下見板張り)もほぼ完了し,内装の下地PB(プラスターボード)もほぼ完了。
様々な変更や要望に対応しながら,ここまで学生たちも励み,研究室としても可能な限り役割を果たせました。あとはプロの方々の腕の見せ所でしょう。
ラフなところも良い味が出ていると思えるような現場監督や施主の広い心で受け止めて頂けることを願うばかりです。研究室・学生と協働する理解が肝心なのです。
7月の基礎打設後,8月,離れ家はいよいよ土台敷き,建て方です。
外部通路の柱の足もと(柱脚)は学生がデザインして特注の金物をお願いしました。
夏の暑い時期ですが屋根工事です。
外壁下地も納まり,外壁仕上げの下見板張りや採光のポリカーボネート波板仕上げにもかかりました。
ここまで研究室の4年生と8月以降は3年生も加わり,暑い中,本当によく励みました。
いよいよ完成が見えてきました!
長野山荘増改築現場も大詰めで排水設備関係の最終段階。
水廻り設備はインターネットでデジタルネイティブ世代の学生が施主を支援して支給しました。施主支給ならぬ略して学生支給です。インターネット通販は安価で便利ですが,細かな備品との整合性等、施工者の苦労を聞きました。
シャワーユニットや便器等も,もの自体はコストダウンできても、施工手間等の人工を含めコストアップもあることは,こういった改修で学ぶことになりました。
壁面のウッドパネルはアクセントとして現場や製材所の端材を活用して学生たちの労作で素晴らしい。
内装は既存部と増築部の木材の対比屋や,既製品とオリジナル、つまり既存と新設の新旧対比が著しい。単純に色合いなどを統一するのでなく,あえて違いを見せる美しさも感じてほしいですね。
短期間で卒研生(4年生)とインターン生(2年生)が職人に教わり,完成させました。長野県飯山市の斑尾高原にあるNPO法人の事務所として活用されます!
数年前から戸田市の空き家改築を進めてきましたが,研究室としては敷地の空き家が施主の意向で取り壊されたため,本学の木造実習の在来工法の軸組を減築して,離れとして移設・改築することに意義を見出しました。
6月2日から実習で学生らが制作した軸組を解体して,既存の番付の墨を消し新しい移設改築後の通り番号を記しました。部材の表面もきれいに磨いて再活用します。
実習では12畳=6坪(2間×3間)の規模を現地では8畳=4坪(2間×2間)とします。㎡(平米・平方メートル)という単位では面積の感覚が分かりにくい場合もありますが,畳の大きさ・数量に置き換えると分かりやすくなりませんか?もっとも,昨今,畳の部屋も少なくなっており,何畳(帖)という方が分かりにくい時代が目前かもしれませんが。。1坪は2畳ですから上記の面積になります。
学内では2か月以上の作業をこなし,8月11日,いよいよ現場へ移設です。
アーキテクトビルダーとしてのデザインビルド的な木造建築教育の試み 戸田研究室5年間の実践
と題して,埼玉建築士会さいたま南支部だより,2021年7月,VOL.22,建築士の目 に寄稿しました。これまでの研究室活動を振り返る機会となり,卒業生はじめ学生たちとの思い出のエピソードがつまっています。