10/26土,27日は学園祭(碧蓮祭)企画の一環で建築設計系研究室の合同展示会と卒業設計の中間発表会でした。
この約1年の研究室活動や卒業設計のエスキスなども展示紹介して多くの来場者にご覧頂けたようです。

卒計中間発表では各教員の指摘にどのように応じたか,
応じるべきだったかを学生にフィードバックすることも重要です。

設計系OBの話では本学らしい設計教育の在り方をあらためて思考続ける契機となりました。
現役学生と卒業生,教員で卒業設計の厳しさや楽しさを振り返る時間も大切ですね。
10/26土,27日は学園祭(碧蓮祭)企画の一環で建築設計系研究室の合同展示会と卒業設計の中間発表会でした。
この約1年の研究室活動や卒業設計のエスキスなども展示紹介して多くの来場者にご覧頂けたようです。
卒計中間発表では各教員の指摘にどのように応じたか,
応じるべきだったかを学生にフィードバックすることも重要です。
設計系OBの話では本学らしい設計教育の在り方をあらためて思考続ける契機となりました。
現役学生と卒業生,教員で卒業設計の厳しさや楽しさを振り返る時間も大切ですね。
8月上旬に戸田研3期生となる3年生8名の配属が決まり,4年生らが歓迎会BBQをテラスで行ってくれました。
夏休み前に記念撮影をして,授業が始まり9月下旬に新たなスタート気分です。
卒業生OB1人が差し入れを持ってきてくれありがたい限りです。
2年生のインターン担当学生も来てくれ多くのつながりができました。
これから3年生と4年生,大学院生など上下のつながりも深めて充実した日々を送ってほしいと親心のように思うのです。
スギダラケ倶楽部埼玉支部長のお誘いで,埼玉県加須市油井ヶ島にある繭久里カフェ (cucuri cafeくくりカフェ)へ学生らと行きました。
cucuriはギリシャ語で「繭」という意味で,100年以上前の繭小屋を改装して作られた空間という背景と人との繋がりを大切にしたいという気持ちを込めたそうです。
学生がバイクで来たので,思わず私もバイクにまたがらせてもらいたい気分になるような開放的な場所です。
嬉しそうですね。
お昼ご飯に無農薬・漢方農法・自然栽培といった大地と人に優しい食材を用いたおいしいカレーを頂きました。
約5300坪もある敷地は,樹木,いちじくの畑や母屋,離れ,古民家などがあり様々な
ポテンシャルが感じられる場です。
何よりスギの木もありモチベーションも上がります。
カフェの2階はセミナー室になっており立派な梁が見え,プロジェクターも備え付けられています。
一度ゼミでも使わせて頂きたいくらいです。
カフェの離れにある水場の改修が予定されており,研究室のプロジェクトとして取組ませて頂く予定です。
外でとれた野菜を洗い,BBQの場としてやカフェのテラス的な空間としても活かせそうで,
冬場には富士山も望めます。
その前にこの広大な敷地で11月にキャンプイベントがあるそうなのでぜひ参加しようと思います。
最後に敷地内にある改装された民家の居間で杉ポーズ記念撮影。
9月11日は岐阜大学で信州大学の柳瀬研究室,岐阜大学の合掌研究室,京都府立大学の松原研究室,ものつくり大学戸田研究室と合同で研究会でした。主に建築環境心理学系の研究室です。
(写真撮影・提供:柳瀬先生)
発表者は,大学院1年生が4名,学部4年生が4名の合計8名で,司会も質問もすべて院生,
学生のみが行い,教員は見守るというルールでした。
最後には各先生方から講評コメントを頂き,とても有意義な時間でした。
多角的な観点からの指摘を受けてどう捉え判断するかもまた研究者の力の見せどころです。
研究の背景目的と結論を行来しながら考察を深めることの繰り返しが肝心です。
学舎の吹抜けから皆で記念撮影して,ほっとした笑顔が見られます。
(写真撮影・提供:柳瀬先生)
これからの卒研や修士研究等にそれぞれ活かしてほしいですね。
翌日は岐阜市内のメディアコスモスを見学しました。設計は建築家の伊東豊雄氏です。
主な用途は図書館で2階が開架式書架,1階が閉架式書架ですが,
1階にはギャラリーやスタバ,ローソンも併設されている複合的施設です。
東農ヒノキの板材を編むことで屋根・天井の架構を構成することで,
緩やかな曲線は曲面となり,風の流れが見えるようで,佇む人たちを包み込む雰囲気です。
市バスを見ても岐阜は信長公のお膝元ということがわかりますね。
9月4日~6日まで建築学会大会に仙台の東北大へ行きました。
今年の教員が関連する発表は以下2本でした。
大会発表は質疑応答で今後の研究を深めるヒントになるなど貴重な機会です。
来年度は院生が発表できるよう励まなければなりません。
全国の卒業設計巡回展も見学しました。一同に会すと各大学の設計教育のカラーや雰囲気が
およそ把握できそうです。
東北大学の青葉台キャンパスではCLT実証棟を見学しました。
CLTとはCross Laminated Timberによる略称で,3層の板を互いに直交するように重ねた
大型厚板パネルによる構法です。
私が木造住宅設計事務所に勤務していた頃,既にJパネル(厚さ36㎜の3層クロスパネル)
という同じような仕組みの耐力壁が活用されていましたが,ついに大型も活用されつつあるようです。
仙台はケヤキの緑陰のある街並みが相変わらず綺麗でした。
メディアテークも健在で多くの方々に利用されているようでした。
また,街中の信号機が薄いのが特徴の一つです。着雪を防ぐ対策でフラット型というようです。
ずいぶんデザイン性も洗練されたようです。
上戸田地域交流センター「あいパル」の3周年(3歳のお誕生日会)記念の催しで,
当研究室の学生らが「木の遊び場コーナー」をコーディネート,計画しました。
今回は戸田市内の空き家解体実測調査の関係もあり,空き家からお借りした「木の歯車」と
「障子」も活用しました。
かつて蚕の繭を紡ぐ器械であった「木の歯車」は絵を歯車に貼って回すと鏡に映る絵が,
パラパラ漫画のような動く仕掛けとしました。
回転のぞき絵(ゾートロープ)の仕組みを転用したものといえます。ぜひ動画をご覧ください。
https://www.facebook.com/tsukio.toda/videos/pcb.1634759446635177/1634758903301898/?type=3
「障子」はL字型に自立させ,コピー用紙に点数を書き貼って射的の的にして遊んでもらいました。
学生らはとくにバードコール「鳴き杉・鳴き声」のワークショップのサポートを行いました。
多くの地域の子どもらとその親御さんたちに来場して頂き,大好評のようでした。
バードコールは全て出てしまい,半ば託児所のように積木などで遊ぶお子さんたちと親御さん
たちがみられ,計画してよかったと思います。
先日,建材店の感謝祭で活用した屋台カウンターも受付台としてディスプレイしました。
研究室の学生らも準備と片付けまで最後までがんばってくれました。ご苦労様でした。
ゼミ合宿最終日は香川県高松港から小豆島へ渡りました。
小豆島へ向かう瀬戸内海のフェリー上から香川県の屋島のカタチが鮮明に見えます。
小豆島はオリーブなどが有名で,道の駅「オリーブ公園」は魔女の宅急便の聖地でもあり,
竹ぼうきを貸し出して風車の前でジャンプして写真を撮ることが人気のようです。
私たちも飛び!?ました。
エンジェルロードでは潮の満ち引きによって砂浜を渡り岩場へ行く道が消えたり現れたり
します。
エンジェルを模したアイスと学生と瀬戸内海。よく似合い?ます。
その他,醤油の蔵や建築家が設計し住民とともに自力建設した地域のコミュニティスポット
「ウマキキャンプUmaki camp」も見学しました。
穏やかな瀬戸内海の夕景を背に,2018年度のゼミ合宿を無事終えたのでした。
2日目の午前は神山町内を散策してIT系企業のオフィス以外にも昔ながらの劇場も見学できました。
木造のダイナミックな架構も見え,天井には多くの宣伝広告が彩られていました。
午後には美馬市の地域交流センターやうだつの町並みなどを見学し,昼食後には香川県高松市内に入りました。
高松では仏生山温泉の市民に開かれた温泉施設を体験し,汗を流しました。
関節照明や白壁,ガラスの開口部など温泉施設と思えないダイナミックな空間構成のなか,
地域の人や観光客など様々な人たちで平日の昼間から賑わっていました。
夜は皆でうどんや海鮮ものなどを食し,最終日に備えたのでした。
今年の夏休みのゼミ合宿は四国,徳島県と香川県に行きました。
1日目は徳島市内にある新居照和建築研究所へ訪問しレクチャーを受け,
建築家の新居照和さんバサンティさんから四国の地域に根差した木造建築などについてお話頂きました。
お二人はインドで出会い,以来,TREE of Life というインドの釈迦の思想に基づき,
日本のものづくりの伝統・文化ともいえるローカルな地場の材料として木材に出会い,
多くの木造住宅などを設計されています。
台湾の大学からもインターン生がみられ当研究室の学生とも交流することができました。
夜は徳島県神山町に移動し,WEEK神山という木造の宿泊施設で1泊しました。
ここでは教員がかつてお世話になった阿波指物師の富永ジョイナーさんにゲストでお越し頂き,
食事をしながら宿のオーナーとともに四方転びの建具のモックアップ(実物大模型)とともに
指物技術とその考え方についてお話し頂き,学生らと意見交換を行いました。
神山町はIT企業などの誘致もあり移住者や国内外の観光客もみられ,過疎化が進む一方で
新たな取組みのみられる地域です。
2日目の朝は川の水音で爽やかに目を覚まし,宿のデッキで記念撮影をしました。
同じ地域内には民家を改修した「縁側オフィス」があり,実際にここで働く方にもご案内頂き,
非常にリアルな空間での新しいライフスタイルを学べました。
研究室3期生となる 新しい3年生8名を迎え,戸田研メンバーは,
3年生8名,4年生8名,院生1名,私で,合計18名となりました。
野球等の対戦でもできそうな人数です。
写真のそれぞれの三角マークは杉の木の形です。
スギダラケ倶楽部の人達がするのを模したものですが,いつの間にか研究室にも浸透しました。
お揃いのポロシャツを着ているのが4年生,院生,教員です。
昨年,学生がデザインしたロゴマークをポロシャツの背中に,左肩にはスギダラケ倶楽部埼玉のマーク,
右胸には大学の英語名称 Institute of Technologists の略称「ioT」を入れて,
学生が全てデザインしました。
新しい3年生のポロシャツもこれから制作するようで楽しみですね。
お盆休み明けから夏休み中も研究室のプロジェクト活動は再開し,9月の3Qの授業が始まる前から
慌ただしくなりそうです。