ものつくり大学 INSTITUTE OF TECHNOLOGISTS

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技能五輪全国大会

2017年度大会記録

各都道府県の予選を勝ち抜いた次代を担う23歳以下の青年技能者が42職種で技能レベルの日本一を競う大会です。将来の日本の「ものづくり」を担う若手技能者の技能レベル向上と、技能の大切さをアピールすることを目的として1963年(昭和38年)から毎年開催されています。本学では開学3年目から毎回出場しています。

歴代出場・入賞者一覧
(PDFファイル 145KB)

技能五輪全国大会 : 中央職業能力開発協会

金賞受賞! 3職種7名が入賞!!

第55回技能五輪全国大会(2017/11/24~11/27)が栃木県で開催され、建設学科から3職種14名の学生が出場しました(建築大工職種4名・家具職種6名・左官職種4名)。
出場学生のうち7名が入賞し、山口智大さん(建築大工職種)は金賞を受賞しました。なお、敢闘賞を受賞した建設学科3年上野莉愛子さん(左官職種)は、さらに左官職種競技委員特別賞を受賞しています。
入賞選手および代表選手たちの今後ますますの活躍が期待できます。本年度も沢山の皆さまにあたたかいご声援をいただき、誠にありがとうございました。

出場者・入賞者

職種 学年・氏名・出身校
建築大工 3年 手島 脩兵 (群馬 前橋工業高校 出身)
4年 菊池 将史 (茨城 水戸工業高校 出身)
4年 東原 大地 (三重 伊勢工業高校 出身)
1年 柏原 一輝 (兵庫 龍野北高校 出身)
3年 手島 脩兵:銀賞
家具 3年 山口 智大 (埼玉 進修館高校 出身)
4年 針生 直樹 (東京 工芸高校 出身)
4年 瀬尾 真 (東京 工芸高校 出身)
4年 大木 凪子 (千葉 松戸国際高校 出身)
3年 宇野 元子 (東京 宝仙学園高校 出身)
3年 渡邊 恵子 (東京 工芸高校 出身)
3年 山口 智大:金賞
4年 針生 直樹:銅賞
4年 瀬尾 真:敢闘賞
左官 3年 田中 健太 (埼玉 熊谷工業高校 出身)
4年 竹田 圭佑 (東京 杉並工業高校 出身)
3年 上野 莉愛子 (埼玉 久喜高校 出身)
3年 加藤 幹也 (千葉 京葉工業高校 出身)
3年 田中 健太:銀賞
4年 竹田 圭佑:銅賞
3年 上野 莉愛子:敢闘賞  左官職種競技委員特別賞
手島脩兵さん
手島脩兵さん
山口智大さん
山口智大さん
上野莉愛子さん
上野莉愛子さん
競技会場の様子(建築大工)
競技会場の様子(建築大工)
閉会式
閉会式
集合写真
集合写真

2017年12月15日 上田清司埼玉県知事に埼玉県知事公館にて入賞報告を行いました。

集合写真
表彰・閉会式

指導教員のコメント

建築大工職種

今回の競技課題は、柱建て四方転びで、左柱は正面側面とも同じ転びとし、右柱は正面と側面の転びが違います。柱の上端に桁組を乗せ真柱より各隅木・平垂木を、正面に棟木を取り付け、破風板および谷木を取り付けた小屋組です。

競技は2日に亘り、制限時間12時間で組み上げます。

選手は、課題が公表された8月以降、放課後の時間を使って課題の展開図および製作の練習に励んで大会当日に臨みました。

今大会の建築大工職種の参加選手は95名でした。本学選手は4名共に競技時間内に課題を組み上げることができ、手島脩兵君(3年生)が昨年に続き2年連続で銀賞を受賞しました。企業所属ではない学生選手の3賞入賞は2年連続です。日々の練習・努力が企業所属の強豪選手達をも超越したスキルを身に付けることができました。

建築大工職種には、2003年度から15大会連続して出場しています。敢闘賞以上の賞を獲得したのは今大会を含めて7大会となりました。また、今大会は昨年・一昨年に続き3年連続入賞となりました。

さて、来年度の戦いに向けて12月から技能検定の練習会がスタートします。この検定は、技能五輪全国大会の埼玉県予選も兼ねていますので、代表を目指す学生は、建築大工2級の図面展開図、課題製作に取り組みます。

(建設学科教授 小野 泰)

家具職種

2017年度の家具職種には、3年生と4年生あわせて6名の学生が埼玉県代表として出場しました。

高校時代から木工をやっていた者もいれば、大学入学後に木工を学びはじめた者もいます。大会では入賞という結果を残せた学生もいれば、練習通りの作業が出来ずにくやしい想いをした学生もいましたが、毎日みんなで練習した事、それ自体がそれぞれ良い経験として、これからの糧になると思います。

(建設学科准教授 佐々木 昌孝)

左官職種

左官独特のコテ道具を使い、壁を想定した下地に石こうや石灰を主材料とした塗り壁を造ります。また、石こう置引きの左官技法を用いて、モールディング作業を行います。特に接合部の美しさが評価されます。

栃木大会では、軽量鉄骨下地の長い袖壁を仕上げる難度の高い課題が出題されました。選手4人は、個性のある各壁を制限時間内につくりあげてくれました。田中選手は、銀賞。竹田選手は、銅賞。上野選手は、敢闘賞および競技委員特別賞を受賞しました。

(建設学科教授 三原 斉)

競技内容

建築大工職種

建築大工職種
課題例

2日間かけて、木造小屋組(桁、梁、束、垂木、振隅木及び小屋筋かい等を含む)の一部を製作します。課題の一部の部材寸法、勾配又は取り付け位置など、「当日公表」とされる課題もあります。作品は、原寸図(展開図)の正確さ、製作した課題の寸法精度および出来栄えで評価されます。

家具職種

家具職種
課題例

木製家具を指定された図面どおり正確に、そして段取り良く、効率的に製作する技能を競います。わたしたちの身の回りにはさまざまな家具がありますが、家具製作の技術と技能は日々進歩しています。選手たちは、手加工と機械加工の両方について修練を積み重ねて課題に挑みます。2017年度の課題は、前年(2016)の課題をベースにマイナーチェンジされたキャビネットでした。引き出しの接合が包み蟻型五枚組み接ぎという難易度の高い仕様となっています。

左官職種

左官職種
課題例

左官職種の技能五輪全国大会の競技日程は2日間であり、このうち計10時間を標準時間として作業に使用できます。
制作するものは、1.8m×1.8mの下地板に、軽量鉄骨と石膏ボードを使用して袖壁を制作し、その上に石膏を使用した置き引きによる引き物仕上げと、自然素材等を用いた壁の左官仕上げを行い、組み合せたものです。引き物は、焼き石膏置き引き張り付け仕上げです。作業工程は3つのモジュールに分かれておりそれぞれを規定の時間内で仕上げなければなりません。

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