ものつくり大学 INSTITUTE OF TECHNOLOGISTS

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技能五輪全国大会

2015年度大会記録

  • 各都道府県の予選を勝ち抜いた次代を担う23歳以下の青年技能者が40職種で技能レベルの日本一を競う大会です。将来の日本の「ものづくり」を担う若手技能者の技能レベル向上と、技能の大切さをアピールすることを目的として1963年(昭和38年)から毎年開催されています。また、本大会は技能五輪国際大会への派遣選手選考会(隔年)でもあります。
  • 2015年度第53回大会は12月4日(金)~12月7日(月)の4日間、千葉県幕張メッセを主会場として行われます。

技能五輪全国大会 : 中央職業能力開発協会

左官職種

競技内容

左官職種
技能検定左官2級および
左官職種技能五輪埼玉予選会
左官職種の技能五輪全国大会の競技日程は2日間であり、このうち計11時間を標準時間として作業に使用できます。
製作するものは、1.8m×1.8mの下地板の上に、石こうを使用した置き引きによる引き物仕上げと、自然素材等を用いた壁の左官仕上げを行い、組み合せたものです。引き物は、焼き石こう置き引き貼り付け仕上げです。

これまでの実績

競技の様子
2011年度 沼野陽一、酒井健太郎
2013年度 二宮圭太、金子美咲
2014年度 寺田尚樹 ※敢闘賞
中野綾希 ※(一社)日本左官業組合連合会競技委員特別賞
高野拡
小室和博

2015年度(練習)スケジュール

技能五輪全国大会に向けての練習
7月の技能五輪埼玉予選を経て全国大会出場が決定します。
放課後や土日、連日練習に励みます。

2015年度技能五輪全国大会結果報告

出場選手
4年小室 和博 ※銅賞
4年髙野 拡  ※敢闘賞
4年中村 俊太
3年加藤 佑佳
3年水木 晴佳

2015年度は過去最多の5名が出場し、左官職種としては大学初の銅賞を受賞することができました。

今大会は次回行われる国際大会を意識して100カ所を超える部位を審査の対象としたことと、軽量鉄骨下地の制作とプラスターボード張りが作業に採用されたことがあり、新しい課題に対応するのに選手は大変苦労していました。

過去には、練習では時間内に適切に完成できた競技課題も本番では思うように行かずに、辛い思いをした選手もいました。
全国大会出場のために、大学関係者・指導者・先輩や友人・家族等、大勢の人達に支えられ辛くて苦しい練習を乗り越えなければなりません。
繰り返し練習することで、建設現場で働く左官技能者としての必要な資質、すなわち、現場での段取りを主とするマネジメント力、仕事の手際の良さ、応用力、判断力、忍耐力そして集中力を短期間に習得し、ここで培ったマネジメント技術と高度な技能を、将来の建設の仕事に活用することができます。
全国大会前には、支えて頂いた周りの人達に対する感謝の気持ちが芽生え、信頼関係が増して人間的にも大きく成長します。

競技は勝つ者もいれば、負ける者もいます。この大会に出場した若者の選手たちは純粋にマネジメント技術と高度な技能を追い求め、自ら困難に立ち向かい、自分を奮い立たせ果敢に挑戦した筋の通った者ばかりです。将来の左官業界を背負う大きな宝物です。経験したこの大会を最終目標とせず、更に精進して誰もが認める技術・技能者に成長してくれる事を心から願っております。

指導教員:(一社)日本左官業組合連合会 八幡 俊昭 、ものつくり大学 三原 斉

小室 和博さん
髙野 拡さん
中村 俊太さん
加藤 佑佳さん
水木 晴佳さん

家具職種

競技内容

家具職種
予選課題
木製家具を指定された図面どおり正確に、そして段取り良く、効率的に製作する技能を競います。わたしたちの身の回りにはさまざまな家具がありますが、家具製作の技術と技能は日々進歩しています。選手たちは、手加工と機械加工の両方について修練を積み重ねて課題に挑みます。

これまでの実績

2013年度 片山聡美作品
家具職種には2009年度第47回大会から毎年挑戦を続けています。2009年度は4名、2011~2013年度は毎年2名が建設学科から埼玉県代表として出場しました。家具職種は女性の出場者が多く、本学でも女子学生の挑戦者が多い職種です。初出場の2009年には野沢周平くんが敢闘賞を受賞し、また同大会では本学卒業生の外山紗江さんが見事優勝を果たしました。2013年度には、片山聡美さんが敢闘賞を受賞しました。

2015年度技能五輪全国大会結果報告

銅賞を獲得!

2015年度 第53回千葉大会には、家具職種に建設学科から4年生2名(山村薫くん・早川洋平くん)が出場し、山村くんが昨年度に引き続き銅賞を獲得しました。 山村くんは、熊本県九州学院高校から入学した学生です。2年生の時に20歳以下で競う若年者ものづくり競技大会(木材加工)に出場し、3年生に上がった昨年度は技能五輪全国大会(家具職種)に初挑戦して銅賞を獲得しました。今回は、卒業制作で曲げ木を用いた木製家具の制作に取り組みながら、同時進行で2度目の五輪に挑みました。

早川くん(新潟県柏崎工業高校 出身)も、昨年度に続く2度目の五輪挑戦でした。入賞には至りませんでしたが、大会本番の緊張感の中で課題を完成させられた事は、本人にとって、大きなハードルを一つクリアした事になったと思います。
両名とも卒業後は、それぞれ建具製造会社と家具製造会社に就職し、これからも木製品づくりに携わっていく予定です。埼玉県予選から本番に向けた練習の日々、そして大会当日の事が、大学生活の良き想い出として彼らの胸に刻まれた事と思います。

早川洋平くん
山村薫くん

建築大工職種

競技内容

競技時間11時間半~12時間で、木造小屋組(桁、梁、束、垂木、振隅木及び小屋筋かい等を含む)の一部を製作する。課題の一部の部材寸法、勾配又は取り付け位置等は「当日公表」となる。作品は、原寸図(展開図)の正確さ、製作した課題の寸法精度および出来栄えで評価される。

幕張メッセ(千葉県)
課題
(参考:2014年第52回大会時)

これまでの実績

出場者
2001年度(H13)
2002年度(H14)
2003年度(H15)星野公亮
2004年度(H16)高草知泰、根岸正名
2005年度(H17)出井愼一、郷拓郎、古屋正人
2006年度(H18)田島宏晃、出井愼一、郷拓郎、谷口征雅、古屋正人(卒業生:建設埼玉所属)
2007年度(H19)田島宏晃、佐山拓也、上田晃弘、古屋正人(卒業生:建設埼玉所属)
2008年度(H20)岩嶋啓輔、板橋悠、上田晃弘
2009年度(H21)鈴木悠介、上田晃弘、橋本紗希
2010年度(H22)上田晃弘、橋本紗希
2011年度(H23)小島優、大西裕也
2012年度(H24)大西裕也、平野俊介
2013年度(H25)嶋田裕太
2014年度(H26)嶋田裕太、森脇康太
2015年度(H27)小松春樹、森脇康太、本多諒平
入賞者
2006年度(H18)敢闘賞:田島宏晃、古屋正人(卒業生:建設埼玉所属)
2007年度(H19)銅 賞:古屋正人(卒業生:建設埼玉所属)、敢闘賞:田島宏晃
2010年度(H22)敢闘賞:橋本紗希、上田晃弘
2012年度(H24)敢闘賞:大西裕也
2015年度(H27)敢闘賞:本多諒平、森脇康太
嶋田裕太君(2014)
森脇康太君(2014)

2015年度 第53回技能五輪全国大会

今回の競技課題は、桁組を五角形とした「五角形小屋組」です。競技は2日に亘り、制限時間11時間45分以内で組み上げます。
3選手は、課題が公表された9月以降、放課後の時間を使って課題の展開図および製作の練習に励んで大会当日に臨みました。大会では、3名共に競技時間内に課題を組み上げることができ、本多君(3年生)、森脇君(2年生)が敢闘賞を受賞しました。

大会終了後、2月に実施される技能検定の練習会が始まります。この検定は、来年度の技能五輪全国大会の埼玉県予選も兼ねていますので、代表を目指す学生は、建築大工2級の図面展開図、課題製作に取り組みます。来年度の戦いがもう始まります。

競技課題(2015)
小松春樹君(2015)
森脇康太君(2015)
本多諒平君(2015)

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