ものつくり大学 INSTITUTE OF TECHNOLOGISTS

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技能五輪全国大会

2013年度大会記録

  • 各都道府県の予選を勝ち抜いた次代を担う23歳以下の青年技能者が40職種で技能レベルの日本一を競う大会です。
    また本大会は技能五輪国際大会(2年に1度(奇数年)開催)への派遣選手選考会でもあります。
  • 2013年度第51回大会は11月22日(金)~25日(月)の4日間、千葉県(幕張メッセ)を主会場として、他13会場で行われました。

技能五輪全国大会 : 中央職業能力開発協会

左官職種

競技内容

左官職種
2011年度 競技状況
左官職種の技能五輪全国大会の競技日程は2日間であり、このうち計11時間を標準時間として作業に使用できます。 製作するものは、1.8m×1.8mの下地板の上に、石こうを使用した置き引きによる引き物仕上げと、自然素材等を用いた壁の左官仕上げを行い、組み合せたものです。引き物は、焼き石こう置き引き貼り付け仕上げです。

これまでの実績

2012年度 競技状況
2011年度技能五輪全国大会(静岡大会)2名出場 沼野陽一、酒井健太郎(両名ともに大宮工業高校の卒業生)
2012年度技能五輪全国大会(長野大会)1名出場 金子美咲(大宮工業高校の現役高校生、ものつくり大学が指導協力)

2013年度(練習)スケジュール

2013年度
技能五輪全国大会に向けての練習状況
2013年度技能五輪埼玉県予選会に向けての練習(すべて土日祝日の9時~17時まで実施)
4月1回、5月2回、6月3回、7月2回、その他各自で自由練習を行う。
2013年度技能五輪埼玉県予選会7月13日
2013年度技能五輪全国大会に向けての練習(すべて土日祝日の9時~17時まで実施)
4月1回、5月1回、6月1回、7月1回、8月2回、9月6回、10月9回、11月9回
2013年度技能五輪全国大会(千葉幕張メッセ)11月22日~25日

2013年度技能五輪全国大会結果報告

左官職種では、本学から2名の選手が出場しました。
建設学科3年生の二宮圭太君と1年生の金子美咲さんです。
今大会の左官職種の課題は、1,800×1,800の壁に、石膏を使用した置き引き工法によるモールを作成し、取り付けを行い、このモールの中を漆喰等を使用して鏝塗り仕上げを行います。
これらの施工は3つのモジュールに分かれており、全工程を2日間で仕上げます。

次の写真が、作業中の状況と仕上り後の状況です。
これからも、左官職種の選手に、たくさんの励ましの声をかけてあげてください。

課題制作中の二宮君
課題制作中の金子さん
完成した課題と二宮君

家具職種

競技内容

家具職種
2009年度 技能五輪課題
木製家具を指定された図面どおり正確に、そして段取り良く、効率的に製作する技能を競います。わたしたちの身の回りにはさまざまな家具がありますが、家具製作の技術と技能は日々進歩しています。選手たちは、手加工はもちろんのこと機械加工についても修練を積み重ねて課題に挑みます。

これまでの実績

2009年度 野沢周平敢闘賞
家具職種には2009年度第47回大会から毎年挑戦しています。2009年度は4名、2011年度は2名、2012年度は2名が建設学科から埼玉県代表として出場しました。家具職種は女性の出場者が多く、本学でも女子学生の挑戦者が多い職種です。初出場の2009年には野沢周平が敢闘賞を受賞し、また同大会では本学卒業生の外山紗江さんが見事優勝を果たしました。

2013年度(練習)スケジュール

2009年度 五輪予選の練習
2013年度は7月11日に埼玉県予選が実施されました。2年生の男子1名が予選を突破し、昨年出場した2年生女子1名とあわせた2名が建設学科から出場します。第2クォータの基礎インターンシップを終えた後、夏休みを使って、手加工ならびに機械加工の練習を集中的に行います。

2013年度技能五輪全国大会結果報告

家具職種には建設学科2年生の2名が出場し、片山聡美さんが敢闘賞を獲得しました。
片山さんは、2012年にも埼玉県代表として同職種に出場し、今年が2度目のチャレンジでした。
一方の志水元紀君は、昨年は若年者ものづくり競技大会(木材加工)に出場して2位となった学生ですが、五輪は今年が初チャレンジでした。
二人とも夏の基礎インターンシップでは清水建設東京木工場(江東区木場)で40日間の研修を行いました。
そこでの経験が今大会でも大いに活かされたと思います。
連日の放課後練習に加えて10~11月は毎週末のように通し練習を積み重ねました。
大会当日は会場の雰囲気に気後れすることなく、二日間の競技に全力を出し切ることができました。

片山聡美さん
志水元紀君
競技を終えて

建築大工職種

競技内容

2008年度 建築大工競技会場
競技時間11時間半~12時間で、木造小屋組(桁、梁、束、垂木、振隅木及び小屋筋かい等を含む)の一部を製作します。課題の一部の部材寸法、勾配又は取り付け位置等は「当日公表」となる。成績は、原寸図(展開図)の正確さ、製作した課題の寸法精度および出来栄えで評価されます。

これまでの実績

出場者
2001年度(H13)
2002年度(H14)
2003年度(H15)星野公亮
2004年度(H16)高草知泰、根岸正名
2005年度(H17)出井愼一、郷拓郎、古屋正人
2006年度(H18)田島宏晃、出井愼一、郷拓郎、谷口征雅、古屋正人(卒業生:建設埼玉所属)
2007年度(H19)田島宏晃、佐山拓也、上田晃弘、古屋正人(卒業生:建設埼玉所属)
2008年度(H20)岩嶋啓輔、板橋悠、上田晃弘
2009年度(H21)鈴木悠介、上田晃弘、橋本紗希
2010年度(H22)上田晃弘、橋本紗希
2011年度(H23)小島優、大西裕也
2012年度(H24)大西裕也、平野俊介
2013年度(H25)嶋田裕太
入賞者
2006年度(H18)敢闘賞:田島宏晃、古屋正人(卒業生:建設埼玉所属)
2007年度(H19)銅 賞:古屋正人(卒業生:建設埼玉所属)、敢闘賞:田島宏晃
2010年度(H22)敢闘賞:橋本紗希、上田晃弘
2012年度(H24)敢闘賞:大西裕也
2010年度
左より、新里靖君(とび)、橋本紗希さん、上田晃弘君
2012年度
左より、大西裕也君、生川朋(指導員)

2013年度(練習)スケジュール

9月末~11月中旬の放課後、土日(ものつくり工房)

2013年度技能五輪全国大会結果報告

建築大工職種(参加人数86名)に嶋田裕太君(建設学科3年生)が埼玉県代表の一人として参加しました。
今回の課題は、変形五角形の桁組に屋根を掛けた「変形五角形小屋組」です。
1本の柱に4本の隅木と4本のたる木が納まる難解な課題で、制限時間11時間30分以内で組み上げます。
嶋田君は、課題が公表された9月以降、放課後の時間を使って課題の展開図および製作の練習に取り組みました。
しかし、大会当日は、課題を組み上げることが出来ず悔しい思いを残しました。
彼は、今回のリベンジを果たすべく、来年度の技能五輪全国大会への出場に向けて、その予選である建築大工2級の課題製作に取り組んでいます。

嶋田裕太君
建築大工課題

造園職種

競技内容

2012年度 課題
造園職種では和と洋の技法を織り交ぜた総合力を求められる課題が設定され、延べ2日間の規定時間内に課題を完成させます。国際大会予選の年は2人一組で、予選のない年は1人作業で競技を行います。地均し・整地から、石積み、植栽、石貼り、芝の植え付けなど基本から応用まで様々な技法の習得が必要となります。

これまでの実績

2012年度 大会完成作品を前にした出場学生
本学からは、国際大会予選を兼ねた2012年度大会より参加しています。残念ながら入賞を逃しましたが、本格的な参加となる本年は、4年生2名が2012年度の経験を糧に意気込み新たに入賞を目指して練習を開始しています。

2013年度(練習)スケジュール

舗石積の練習に取り組む出場学生
技能五輪の指導経験が豊富な学外の複数の講師を招いて延べ15回の公式練習日を設けています。公式練習日以外には、自主練習を3ヶ月に渡ってほぼ毎日、造園技法の基礎段階から応用段階に至るまで繰り返し行います。

2013年度技能五輪全国大会結果報告

造園職種では、建設学科4年生の大澤息吹君と小井土仁茂君の2名が出場しました。
大澤君は,昨年度に引き続き2度目の出場です。
課題は,石積み,貼り石および植栽に加え,出場者の創意による自由生け垣など,和と洋の造園技法を織り交ぜた高度な技能が要求されるものでした。 入賞を目指して造園業の非常勤講師の先生に指導を仰ぎ,夏休み期間中から大会直前まで練習を重ね万全の体制で臨みましたが,惜しくも入賞には届きませんでした。
来年度には、先輩のバトンを3名の出場希望者が引き継ぐ予定ですので、入賞を目指して決意を新たにしているところです。

課題制作中の小井土君
課題制作中の大澤君
完成した課題

とび職種

競技内容

2012年度 新里君の競技の様子
「とび」職種は、建設現場には欠かせない足場を組み立てる競技になります。競技では、図面に示された課題を、単管パイプやそれを接合するクランプなどを用い組み立てます。選手は、これまでに修得した技能をもって、どれだけ正確にかつ安全に、そして迅速に課題を組み立てることができるのかを競います。

これまでの実績

2012年度
新里君(中央)銅賞、嶋田君(左から2番目)敢闘賞
2010年度は、1年生の新里靖が銅賞(本学で初めて)を受賞しました。2011年度は、2年生になった新里靖が敢闘賞を受賞しました。2012年度は、3年生になった新里靖が銀賞(本学で初めて)を受賞、また2年生の嶋田裕太が敢闘賞を受賞しました。

2013年度(練習)スケジュール

埼玉県の予選の結果が発表され、その後8月下旬くらいに競技の課題が発表されます。 本格的に練習に取り組むのは9月~11月の土日になります。

2013年度技能五輪全国大会結果報告

新里靖さん 金賞受賞!

第51回技能五輪全国大会「とび職種」において、4年生の新里靖さんが金賞を獲得しました。
現役大学生が金賞を受賞したのは初めての快挙です。

今年の競技課題は「小屋組」で、制限時間4時間半以内に単管パイプやクランプを使って組み立て、作業姿勢と正確さを競い合いました。
前半はミスもありましたが、後半は驚異の追い上げで納得のいく競技課題を完成させました。
新里さんは、1年生の時に銅賞、2年生の時に敢闘賞、3年生の時に銀賞と、今回4度目の挑戦となり、4年間実技指導して頂いた片山豊廣先生との強い信頼関係から悲願の金賞を獲得するに至りました。

競技の様子
集合写真
表彰式

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