木造基礎および実習Ⅴ

担当する2年生の木造系実習の紹介です。

4月から6月上旬までの8回の授業で,例年,学内に木製外柵を制作し連結しています。

学内全ての敷地が木製外柵で囲われるには,かなり時間がかかると思いますが,

現状,下写真のように先輩学生らが制作した木製外柵が学内を囲っています。

今年もこれを制作します。

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学生8人位ずつ8班のチームに分けて,主に2人一組で,幅3尺(910mm)程度の一つの木製外柵を制作します。

指導は主に地元埼玉の工務店から4名の非常勤講師に来て頂いています。

専任教員の私は基本的なノコギリの使い方を指導したり,全体工程や安全管理を行います。

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学生たちは熱心に講師陣の話しを聞いて,その技を真似ます。手や体を動かし頭も働かすので,居眠りする暇もありません。

笠木という上部の材は,鎌継ぎ(かまつぎ)という,凹凸をつくり木材同士を強く連結するための加工をして接合します。

さらにこの笠木は,雨水対策のため,かんな盤という削る設備を使い,斜めに削り,勾配(角度)を付けています。

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内部は格子(四角形を組む形)をつくり,補強します。

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さあ,もうすぐ完成,楽しみですね。

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