9月4日~6日まで建築学会大会に仙台の東北大へ行きました。
今年の教員が関連する発表は以下2本でした。
- 埼玉県行田市の「足袋蔵の街」への来訪者の意識に関する研究 -TV ドラマ「陸王」放映後の観点から-
戸田 都生男, 青木 侑香:日本建築学会大会学術講演梗概集 2018 589-590 2018年9月 - 木のものづくり活動参加者の意識と行動の変化に関する研究 -京都府・美山町の木匠塾の実践を事例として-
羽原 康成, 戸田 都生男, 松原 斎樹, 淡路谷 直季:日本建築学会大会学術講演梗概集 2018 63-64 2018年9月
大会発表は質疑応答で今後の研究を深めるヒントになるなど貴重な機会です。
来年度は院生が発表できるよう励まなければなりません。
全国の卒業設計巡回展も見学しました。一同に会すと各大学の設計教育のカラーや雰囲気が
およそ把握できそうです。
東北大学の青葉台キャンパスではCLT実証棟を見学しました。
CLTとはCross Laminated Timberによる略称で,3層の板を互いに直交するように重ねた
大型厚板パネルによる構法です。
私が木造住宅設計事務所に勤務していた頃,既にJパネル(厚さ36㎜の3層クロスパネル)
という同じような仕組みの耐力壁が活用されていましたが,ついに大型も活用されつつあるようです。
仙台はケヤキの緑陰のある街並みが相変わらず綺麗でした。
メディアテークも健在で多くの方々に利用されているようでした。
また,街中の信号機が薄いのが特徴の一つです。着雪を防ぐ対策でフラット型というようです。
ずいぶんデザイン性も洗練されたようです。