実習の4回目から8回目(週目)までは,
四方転びプランター(朝顔鉢) の制作を行います。
四方転びとは,傾きを持たせながら接合強度を上げる組み方といったところでしょうか。
これも先ず原寸図を描いて墨付け,刻み(加工),組み立ての手順で制作します。
見本となる完成形はこのような感じです。
底の真ん中には水抜きの穴があります。
非常勤の実務家の先生が描いた原寸図を参考に,学生ひとりひとりが図面を引いていきます。
床に這って図面を描く姿は前のめりで集中せざるを得ない体制ともいえるかもしれません。
中にはスマホで見本の原寸図を映し,詳細を描いている学生もいます。
現代風の大工見習といったところでしょうか。
作業には個人差があり,早い学生は墨付けを終え,刻みに入りました。
この実習では毎回,前回の実習で学んだレポート(ポートフォリオ)を提出してもらい,
優秀な内容をホワイトボードに貼り,授業の最後に解説を加えています。
他者が何を学びどのようにまとめたか,それを見ることもまた勉強です。
さあ,完成が楽しみですね。