高崎経済大のサークルの学生たちが運営している0号館という民家があります。
本学のアドバイザーの方の所有であったことから,今回この0号館の改修相談がありました。
昔ながらの土間や柱・梁などがあらわになった民家です。
当初は雨漏りのため屋根改修の予定でしたが,工事が大掛かりになることから,
既に簡単な修繕は終えていることも考慮して,先ずは縁側のフローリング補修や
それに付随する濡れ縁の新設を卒業制作や研究室のプロジェクトとして進める予定となりました。
民家は学生サークルが既にマルシェやカフェとして地域の人達も交えて活用されており,
吹抜けはイベントの飾りで彩られていました。
1階のリビングで今後の打ち合せを行い,当研究室の学生から濡れ縁のスケッチを提示しました。
経済系大学の学生は民家のカフェやマルシェなど使い方のソフト面,
建築系大学の本学学生は民家の修繕技術 やデザインなどハード面を担い,
両者の相互作用によって,これからのリアルな社会の在り方が実現できればと思います。
縁側とリビングにも段差がありこれらをフローリング改修の際に改善したいものです。
この縁側の外にある庭の畑の前に濡れ縁を張り出して設ける予定です。