今年の夏休みのゼミ合宿は四国,徳島県と香川県に行きました。
1日目は徳島市内にある新居照和建築研究所へ訪問しレクチャーを受け,
建築家の新居照和さんバサンティさんから四国の地域に根差した木造建築などについてお話頂きました。
お二人はインドで出会い,以来,TREE of Life というインドの釈迦の思想に基づき,
日本のものづくりの伝統・文化ともいえるローカルな地場の材料として木材に出会い,
多くの木造住宅などを設計されています。
台湾の大学からもインターン生がみられ当研究室の学生とも交流することができました。
夜は徳島県神山町に移動し,WEEK神山という木造の宿泊施設で1泊しました。
ここでは教員がかつてお世話になった阿波指物師の富永ジョイナーさんにゲストでお越し頂き,
食事をしながら宿のオーナーとともに四方転びの建具のモックアップ(実物大模型)とともに
指物技術とその考え方についてお話し頂き,学生らと意見交換を行いました。
神山町はIT企業などの誘致もあり移住者や国内外の観光客もみられ,過疎化が進む一方で
新たな取組みのみられる地域です。
2日目の朝は川の水音で爽やかに目を覚まし,宿のデッキで記念撮影をしました。
同じ地域内には民家を改修した「縁側オフィス」があり,実際にここで働く方にもご案内頂き,
非常にリアルな空間での新しいライフスタイルを学べました。