木造軸組みの減築 移設と改築へ 完成 現地編3

約3年間,研究室として埼玉建築士会関係者と空き家活用の一環として協力した物件が完成。

離れ家は本学の木造系実習の軸組の古材を提供し,多くの学生が設計施工に参画しました。可能な範囲で学生ならではの発想も取り入れ,卒研としても活かされました。

蔵改築の基本設計・アイデアは一昨年の学生の卒業設計の計画そのものです。古い蔵の小屋組み(梁)を活用し,ほとんど新築になってしまいましたがプロの施工で仕上がっています。

写真の一部は建築士会様からの提供です。

こういったプロジェクトは関係者の様々な想いもあり,苦労が大半ですが,あくまで大学研究室として得られた知見をポジティブに活かす次第です。住宅も個人の所有物という認識だけではなかなか展開しがたいと思うこの頃です。