第19回埼玉住まい・まちづくり交流展2019@行田


建築学会埼玉支所主催,
第19回埼玉住まい・まちづくり交流展2019@行田

2019年4月20日(土)は本学にて,基調講演:藤村龍至 氏
「埼玉の地域課題と建築による解決をめざして」

私は司会進行役,コーディネーターでした。
4月21日(日)は行田市商工センターでリレートークを行いました。今後の行田市の足袋蔵などの活用について議論し,あらためて若い世代がどのように行田のまちで暮らし,学び,働いていけるのか考えさせられました。
ちょうど年に1度の行田市の足袋蔵巡りの日でもあり比較的,多くの人に見て頂けたと思います。

本学からは主に八代研と戸田研が行田に関するパネルを出展し,準備運営などほぼ当研究室の学生が担い,大変でしたが貴重な経験となったと思います。

埼玉住まい・まちづくり交流展報告書

オフィスの木質インフィル空間


3月卒業式前に,2018年度卒業生の卒業設計のオフィスの木質インフィル空間が施工完了。卒業設計を単なる絵空事に終わらせず,できる限り実際の空間としてつくり上げることを目標にしてきたので,時間はかかりましたが大きな価値になりました。施主さん、学生メンバーの底力のおかげです。
比較的,間口の狭い空間に対してスギの木質フレームを連続させ,空間に奥行きや広がりを与えました。

賃貸のため既存の仕上げを傷つけることなく組立・解体が容易な接合部としており仮設的でありながら常設させることが,一つのコンセプト。
各座席の後方を広くしたのは,デザイン事務所のため所長がスタッフの画面を見やすくコミュニケーションを取り行き来しやすいこと,早朝一人でゴルフの打放し練習スペースの確保でもあるのです。

出入り口手前には連子格子によるパーテーションをおき,視界を閉じたり開いたり,菱形の断面形状の格子が動いて調整してくれます。

スギの柱と梁の接合部を金具で締めると,両側の壁面に対してテンション(突っ張り)となり強固にフレームが自立。フレームは狭小空間に奥行きを増すことに加えて構造の特徴でもあります。

竣工約2週間後には木質化されたデザイン事務所で,使われ方を観察調査しました。
フレームは緩やかに仕切り,コミュニケーションも保って仕事もはかどる様子。物理的なテンション構造ですが,気持ちのテンションも高まったのかもしれませんね。

戸田研2期生卒業式2018年度


2019年3月15日,卒業式でした。
2期生のメンバーも卒業です。配属後約1年半,とくに4月からの卒研を始めた約1年は早かったです。

それぞれマイペースなメンバーでいろいろありましたが寂しいものですね。

戸田研2期生卒業記念撮影
戸田研メンバー(院生,4年,3年)

振り返ることなくあっという間。保護者の皆さんも多くお越し頂き感謝します。

さいたま家づくりネットワークでの講演


2月5日は ,さいたま家づくりネットワーク主催の「次世代の勉強会」で富士見市の荒引工務店モデルハウス見学と同じ場で,「今後の多様な働き方」というテーマで教員:戸田がお話しをさせて頂きました。

主に地域工務店の次世代を担う,二代目三代目などの若い社長や社員の方々に向けて,本学のインターンシップや研究室での木造建築教育などについて緩やかな?お話しをしました。

学生らも参加してZEHゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の
モデルハウス を堪能しました。気密断熱性能に優れた住宅で,外皮の断熱性能等を大幅に向上させ,室内環境の質を維持して省エネルギーや再生可能エネルギーを導入することで,年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅です。



室内はその性能でかなり温かく,さらに熱い話や聴衆者のおかげか,汗ばむほどでした。

インターンシップでお世話になった2年生の頃の画像と今,3年生になった本人にも登場してもらい,感想を述べました。

モデルハウス で学生らと工務店の社長と記念撮影です。今回,木造でも国産スギの活用を主とした取組みを紹介したので,皆さんスギの樹冠を表現したスギマークポーズです。

スギダラケ倶楽部埼玉支部のメンバーも来られ,大いに交流が図れました。

地域工務店の未来の可能性は大きいはずです。そんな取組みに1人でも多くの学生に賛同してほしいと思います。

卒業研究2018年度 発表会


2018年度の卒研(論文・設計・制作)発表会が2019年1月30日(木),31日(金)にありました。

戸田研究室からは論文1名,設計4名,制作2名の発表が無事に終わりました。年末年始は教員としてもがんばりどころで,彼ら彼女らと伴走しながらここまできて,発表を見守るときは,わが子のように心配するものです。

とくに設計の学生は作業量も多く苦労しましたが,2期生となる今年のメンバーの評価はかなり高かった印象です。

オフィスの木質化実施計画 では都内の銀座にあるデザインオフィスを木質化するものであり,卒業制作と設計の連携も試みました。賃貸オフィスへの影響を最小限にするため,組立・解体が容易な仮設的木質フレームの連なりが,狭小空間に広がりを見せます。

仮設的木質インフィル空間 オフィスの木質化実施計画 フレーム模型
仮設的木質インフィル空間 オフィスの木質化実施計画  二次審査講評会
多世代型シェアハウス「かけはし」 戸田市空き家改修計画 
二次審査講評会
多世代型シェアハウス「かけはし」 戸田市空き家改修計画 
二次審査講評会
多世代型シェアハウス「かけはし」 戸田市空き家改修計画  展示

多世代型シェアハウス「かけはし」戸田市空き家改修計画では,戸田市の実際の物件を題材に解体・実測調査を行い,研究室のプロジェクトとしても進行させました。 お世話になった,埼玉建築士会や施主様も本学にお越し頂き,声援と貴重なコメントもいただけました。

学生自身の父親の山林の敷地を題材に,木造工房を自力建設するテーマで取り組んだ,いすみ市・山林の生長する工房です。木造フレームがボヘミアンな(遊牧的な)感じで斜面に沿って連なる形は,これからの高齢化社会のライフスタイルや森林資源の活用に貢献するものです。

ボヘミアン・フレーム いすみ市・山林の生長する工房

保護者の方もお越し頂き,学生の4年間の集大成をお披露目できました。これから社会に出ても,卒研で培った粘り強い思考やものづくりのモチベーションを維持・向上していってほしいですね。

講評会後・懇親会の挨拶

卒業研究2018


卒業研究もいよいよ追い込みの時期です。

論文・制作・設計の3種類から選択しますが,今年度の当研究室はそれぞれ2名・2名・4名と設計が特に多いです。制作では実物をつくるためモックアップ(実寸大模型)で検討して実物を仕上げます。連子のパーテーションを検討中の学生作品が映えてきました。

とある設計の敷地の等高線をスチレンボードでコンタという地形の模型に建築の配置を検討中。疲れもあるようですが楽しそうですね。

こちらはある古民家に設置する実習の余材を活用した濡れ縁です。卒業制作の学生模型で検討して原寸大のものをつくります。

人間-生活環境系学会発表2018


大学院生が標記の学会シンポジウム(大会)で口頭発表をしました。初めてで緊張が見られましたが今後の励みになったと思います。

質疑応答では質問者の意図をくみ取り,いかに的確に答えられるかが重要です。
会場は大阪の摂南大学寝屋川キャンパスでした。

戸田市あいパル「Todaママフェスタ2018」参加



またまた,戸田市のあいパルにて学生と埼玉建築士会の皆さんでワークショップを開催しました。

戸田市内にある空き家の改修を行っているメンバーで市内での活動の一環として貢献させて頂いていますが,

メンバーで計画した空き家バンクだけでない戸田バンクとして多様なまちの問題を解決する拠点づくりが背景

にあります。このような催しで市内や市外の多くの方々と出会えることも醍醐味です。

今回は主に以下の内容を実施しました。

・当研究室はピンボード(木材に釘を打ち,色輪ゴムでカタチをつくる)

・建築士会はストローハウス(色付きストローとゼムクリップで立体をつくる)と設計作品パネル展示

学生も建築士の方々も訪れた子どもたちや保護者の方々ともども楽しい催しとなりました。

ストローハウスもピンボード(くぎわごむボード)も様々な色が映えて子どもたちが喜んで作品を持ち帰る

笑顔が印象的でした。

子どもの発想力は無限で,大人が驚くばかりです。ものづくりの力は計り知れないですね。

大学では身近な木材や道具,工具も,一般的には新鮮に見えるものであり,

そういうことが,単にものをつくるだけでなく人や地域をつくる,つなぐことにつながるのだ

とあらためて思わされました。

戸田市は埼玉でも若い世帯が多く,まだ先に思える空き家対策の取組みですが,戸田市という

地域がもっとPRされるように,今回のような取組みも含めて,当研究室でも動を継続していきます。

市長や多くの議員さん,地元や市外の方々に来て頂き感謝します。

戸田市の水ペットボトル「戸田の水来(みらい)」や日本酒「埼玉戸田かけはし」があることも

初めて知ったばかりですが,分野は違えど私たちの取組みと趣旨は同じだと思うのです。

木質空間・建築見学会2018



研究室3年生と都内へ木質空間・建築の見学会に行きました。

新木場にある木材会館は竣工当時に見学した依頼でしたが,ずいぶん外壁の木材がコンクリート打ち放しに馴染みつつあるようでした。

お馴染みのスギマーク・ポーズで記念撮影。

コンクリート打ち放しの型枠には杉板が使われており,綺麗な木目とエッジが浮き出ています。

内部の最上階ホールではちょうど床板の研磨が行われており,黒ずんだ木の色がみるみるうちに白く蘇っていました。僅か0.数ミリ削るだけでこのように変わるそうです。

宴会場のステージにある軽やかな木立も目を引きました。

下部はダボで上部は欠き込んで接合されているようです。

1Fホール横スペースの壁面も木材の積載感が凹凸を伴い躍動感をもたらしているように思いました。

続いて,(株)内田洋行・パワープレイスの社屋見学をしました。

スギダラケ倶楽部の事務局も兼ねており,担当部署のフロアは特に国産材を活用した木質空間が目を引き,スタッフの皆さんも心地よく仕事をされているようでした。

スギを用いた活動のレクチャーも受けて学生たちの理解も深まったようです。

その後,同じビルの会場で毎月行われている「屋台大学」を聴講してデザイナーの若杉浩一さん

の熱く楽しいお話しも聞けました。

目先の経済価値だけでなく共感価値をあらためて意識して行動していく必要があります。

そういうことを木質空間で日々リラックスして思考し実践していける大人を見習ってほしいものです。

学生も社会人の働く環境や言動を目の当たりにして貴重な経験ができたと思います。

2018卒業設計中間発表会・展示会



10/26土,27日は学園祭(碧蓮祭)企画の一環で建築設計系研究室の合同展示会と卒業設計の中間発表会でした。

この約1年の研究室活動や卒業設計のエスキスなども展示紹介して多くの来場者にご覧頂けたようです。

卒計中間発表では各教員の指摘にどのように応じたか,

応じるべきだったかを学生にフィードバックすることも重要です。

設計系OBの話では本学らしい設計教育の在り方をあらためて思考続ける契機となりました。

現役学生と卒業生,教員で卒業設計の厳しさや楽しさを振り返る時間も大切ですね。