木造住宅設計Ⅰ(設計製図演習)最終回

6月も半ば。大学横の田植えも終わり,晴れた日は水面に青空が映り,清々しいです。

1クォータの8回の各授業も終わり,採点・成績付けと2クォータの授業準備などで慌ただしくしています。

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木造住宅設計Ⅰでは,木造2世帯住宅のトレース(図面の見本を描き写す作業)から,

壁量計算(構造の簡単な計算),エスキス(図面を描く前のスケッチのようなもの)などの練習を行ってきました。

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ホワイトボードに大きく,ゾーニング(平図面を描く前の全体構成の把握等)からの

プランニング(具体的な家の間取り,平面図)を示します。豪快です。これでいいんです。

私はこれを「KPP」(基本・プラン・パターン)として,建築士試験の師に習って以来,使わせて頂いています。

基本は「すべての部屋に廊下を介して行き来する構成となること」です。

例えるなら,果物のぶどうの茎が廊下で,房となる実が各部屋です。(この意味大事,分かります!?)

これが「KPP」です。

自身の図面を描いて学ぶだけでなく,上手な学生の図面を授業中に掲示し,「他者の図面を見て学ぶ」ことも行いました。

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7回目の演習で,製図試験(二級建築士製図試験の過去類似問題)を実施,

最終8回目で講評および修正行い,完成させました。

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図面のチェックにコメント入れなど大変でしたが,充実した内容になったかと思います。

最後の授業では「ありがとうございました」と言ってくれた学生や,

アンケートで「建築士試験の製図試験について学ぶのは初めてだったが,こういう演習は積極的に受けたい」

など書いてくれた学生などもおり,励みになりました。

毎回,自作した4コマ漫画を見せてくれる学生もおり,なんだが癒されます。

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絵は上手ですが,関西人としてはネタをもう少し練ってほしいところです(笑)。

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